「定員内不合格」の解消を 参院で訴え
れいわの舩後議員
不合格者の家族との約束果たす
2019年11月27日 09:18 沖縄タイムス
舩後(ふなご)靖彦参院議員(れいわ新選組)が26日、参院文教科学委員会で、公立高校で定員に空きがあっても不合格となる「定員内不合格」をなくすよう萩生田光一文部科学相に求めた。
質問は、重度の知的障がいがあり県立高校を2度定員内不合格になった仲村伊織さん(16)=北中城村=の両親と交わした約束だった。
「障がいのある彼が点数を取ることは困難」「(県内で)100人以上の子どもたちが教育の場から排除されている」。舩後氏は委員会で、19日に会った伊織さんの父晃さん(53)と母美和さん(51)から託された手紙を紹介。その上で、高校の進学率が全国で約99%という現状に触れ「希望する生徒を排除するのはインクルーシブな社会づくりに反する」と、学力で線引きされないよう求めた。
だが、萩生田氏の答弁は「選抜方法は都道府県教育委員会等が決定し、各学校長が合否を判定している」との内容で、判断基準はあいまいなままで終わった。
舩後氏は委員会後、「人は自らの幸せの追求のため生きているが、幸せを感じられない子どもがいる。99%の生徒が行く高校から排除されている子どもたちだ」とし、国に全国の定員内不合格の調査を要望した。晃さんは「定員内不合格という言葉が一般に知られていない中、国会で取り上げられたのは前進」と話し、今後の議論の深まりに期待した。
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https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/503036
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