『お・は』N058の特集は、《うちの子もあの子も、発達障害!?》です。
ちょっと前に、やっちゃんの母宛に問い合わせがあり、『お・は』の特集の中で、やっちゃんの写真が使われるということでした(゜.゜)
送られてきた写真は、当時の取材時に撮られた写真ではあるけれど、絵本では使っていないものでした。だから、『やっちゃんがいく』を紹介してくれるわけではないんだな~とは思っていましたが、本当に一言もありませんでした(-“-)
『やっちゃんがいく』の宣伝がないのは、まあいいとして、でも、「やっちゃん」の写真を4枚も使っているのに、それが「やっちゃん」だと一言も紹介がないのは、なんだかな~~~(>_<)
やっちに失礼だよな。
監修の小夜さんも、解説の石川先生も登場してるんだから、「やっちゃん」の名前くらいちゃんと紹介してほしかったな。
やっちゃんは、いま、中学2年生。
来年は、「やっちゃんがいく! 高校編!」がスタートなんだぜ(o|o)
ふん、『お・は』なんか載らなくたって、ワニなつでいっぱい書いてやるさ(-“-)
そうだ、hideの講演会前日、会でバーベキューやって、ボーリングに行きました。やっちゃんは、たぶん生まれて初めて、ボーリング2ゲームを投げ切りました。やっちゃん母に聞いたところ、今まではみんなでボーリングに行っても、見向きもせず、一人でカップヌードルを食べたり、ゲームコーナーをのぞきに行ってました。だから、順番を待ちながら、やっちが2ゲームを投げ切ったというのは、やっぱり記念すべき「ふつう」なことなのでした。
さて、『お・は』のなかに、北村小夜さんの対談があります。これはお勧めです。読んでいて、小夜さんの迫力とその言葉の味わい深さに、ふっと泣きそうになったりします。
一部、紹介します。小夜さんの声をイメージできない人は、……岸田今日子さんのナレーションのイメージで読んでもらえるといいかな~。とくに、赤字の部分は、もっともひくーい、しずか~~な声で聞こえるように味わうと、背筋が寒くなる感じが味わえます(>_<)
◇
《先生に、もっと骨を折ってもらいましょう》
【北村】「診断名をもらって、安心できた」という話はよく聞きますが、問題なのは「なにが」親子を悩ませているか、なんです。就学問題もそうですね。
【北村】それは、地域の小学校?
それとも選んだのかしら?
【長南】小規模で通級学級がある小学校をと考えて、入学前に引っ越しました。
【北村】選んだのね。
入学する前に「いろんなことがありそう」と予想して。お子さんの様子はどう?
【長南】とくに算数が苦手で、わからない授業に耐えているのが、つらそうです。毎日、鉛筆をかじり、消しゴムを切りきざんでぼろぼろにして帰ってきます。少しでも理解できたらと、私が家で、これ以上かみくだいて説明できないくらいに教えてもできません。
・・・
【北村】親はね、「今日、学校でなにをやったの?そう、よかったね。わからなかったら、また明日やろうね」、これでいいんです。
わからないことがあってもやりすごしていく、ということが大事なのよ。
私たちも苦手な教科のときはしかたなく時間が過ぎるのを待っていた。お子さんは、鉛筆をかじってやりすごしているのだから、いいのではないかと思います。むしろ、みんなといっしょにいることが楽しい、という感覚が育てばいいですね。
これから、中学校、高校と進学していくときに、いっしょにいるのが楽しいという感覚と、わからないことがあってもやりすごしていく、というのが大きい。それは、普通学級でみんなといっしょにいるから育つものなんです。
ところで、あなたは、通級になにを期待したのかしら。
【長南】この子に課題があるなら、この子にあった学校生活を送らせたいと考えました。あと、普通学級に息子の居場所ができなかったときにも、通級が避難所になって、通級の先生の顔を見ると安心するとか、息抜きができるといいな、と思いました。・・・
【北村】人間関係をつくるには、いるべきときにいないとだめなのよ。週1回でも教室にいないと、「別の子どもになってしまうと思うんです。
・・・
【北村】……普通学級に行っているのだから、担任に骨を折ってもらいましょうよ。…いまは、はんぱな勉強をしているせいか、「私の領分はここまで」と、専門家に回してしまう教員が多いですね。
人間の値打ちは生きていること。
それを、勉強がどうとか、おちつきがないとか、そんなちょっとしたことで判断するのは、大きなまちがいだから。
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