ブログ雑記帳

日々の雑記帳です。オストメイトに関することや、パソコン、散歩など、日々の出来事について気が向いた時に書いています。

東京国立近代美術館と国立公文書館へ

2014-09-09 13:01:56 | 散歩
9月2日の火曜日に千代田区北の丸公園の国立近代美術館と国立公文書館へ

中野から地下鉄東西線に乗り竹橋で下車。東京国立近代美術館は徒歩3分。

4階の窓からの皇居や都心の風景は美しい。

ここは常設の展示が中心。
特に4階の最初の部屋は有名な絵画が展示されている。

中村彝の「エロシェンコ像」や岸田劉生の「道路と土手と塀」などの重文もある。


荻原守衛の「女」の彫刻も有名。

特に印象的なのは原田直次郎騎龍観音の絵。

次の部屋では石井柏亭の「草上の小憩」の絵がマネの「草上の昼食」をマネしたような絵で面白い。

和田三造の「南風」はいつ見ても素晴らしい。

珍しく竹久夢二の画集も展示されていた。

フジタの戦争画はいつ見ても圧倒される。
サイパン島の民間女性が次々自決する絵は衝撃的。

フジタが製作した短編ドキュメンタリー映画も上映されていた。

「美術と印刷物」という小企画展では美術雑誌の展示などがあった。


国立公文書館はすぐ隣にある。
江戸時代からの貴重な公文書が所蔵されている。

申請すれば貴重な原本を閲覧できるようだが今回は展示されている資料のみを見る。

企画展として戦前戦中に内閣情報部が刊行したグラフ誌『写真週報』が展示されていた。
国の政策を伝える広報誌。
「ぜいたくは敵」など戦時衣生活簡素化を宣伝したようだ。


証書などの有名な公文書の複製も展示されていた。

5カ条の御誓文、終戦詔書、安保改定の詔書など。


平成改元の詔書も。


第1回の文化勲章は長岡半太郎、佐々木信綱、藤島武二など有名な文化人の名が見えた。

終戦の証書は、元の文章を紙を貼ったり挿入かっこを付けて文章を追加したりして
書き直して淨署せず慌ただしく発行したようだ。


北の丸公園を武道館の前を通り地下鉄九段下の駅へ。

武道館では長渕剛の公演が行われるようでリハーサルにも人が集まっていた。