ブログ雑記帳

日々の雑記帳です。オストメイトに関することや、パソコン、散歩など、日々の出来事について気が向いた時に書いています。

世田谷区の蘆花恒春園を散歩

2014-09-17 18:53:59 | 散歩
13日の土曜日に世田谷の蘆花恒春園へ。
中野からJRで新宿に出て京王に乗り換え八幡山駅に下車。
蘆花恒春園まで徒歩15分。
途中はやや古い都営アパート群。

アパート敷地は緑が多くキバナコスモス、ヒルガオ、サルスベリ、ユリ?などが咲いていた。


ヒガンバナも咲き始めていた。

環八通りを渡って蘆花恒春園へ。
ここは徳富蘆花の旧宅を中心とした公園。

花の丘にはNPOや小学生が草花を育てている。

今は、コスモス、キバナコスモス、カンナ、ケイトウ、ヒマワリなどが咲いている。





木花としてはサルスベリやムクゲも咲いていた。


草地の広場や児童公園もある。

徳富蘆花記念館へ。
徳富蘆花は今はやや知名度が落ちているようだが、小説『不如帰』がベストセラーになった明治大正期の作家。
随筆の「自然と人生」は昔読んだことがあると思うが忘れてしまった。
当時の蘆花邸を描いた絵や夫妻で世界一周旅行をしたときの写真も飾られていた。

世界旅行をしたときはトルストイも訪問したそうだ。

蘆花邸は母屋、梅花書屋、秋水書院よりなる。渡り廊下でつながれている。
母屋

梅花書屋

秋水書院

秋水書院に寝室と書斎がある。

渡り廊下

結婚記念写真を写しているカップルも。

隣の夫人宅は蘆花の死後、蘆花邸を当時の東京市に寄贈したときに夫人が済むために建てられたもの。但し夫人は近くのゴミ処理場の悪臭に悩まされて1年ほどしか住まなかったとのことだ。

夫妻の墓も近くにある。

京王線の芦花公園駅に向かう途中に世田谷文学館がある。

庭の池が美しい。

日本SF展なる催しでは日本のSF作家の資料が多数展示されていた。

戦前の海野十三から戦後の星新一、小松左京、筒井康隆などの小説家や手塚治虫などのSF漫画家などの資料が満載。
海野十三

星新一、小松左京


戦後のSF作家は仲が良かったらしく「SF作家クラブ」という集まりを作り、たびたび旅行したようだ。
滋賀県の雄琴温泉の宿では「歓迎SFサッカークラブ様」という間違った札が掲げられたという有名な写真もあった。

芦花公園駅前で昼食を取った後、京王線で新宿に出てJRで中野に帰る。