アンダンテ ~私の歩幅で~

季節のこと、音楽のこと、誕生日シリーズなど

ため息効果

2006年01月19日 | 雑記
私の歌の先生は、
一通り説明したり、何かお話したりした直後、
文章の終わりに句点を打つように、
必ず「ため息」をつきます。
それも、わざと、かなり大げさに。

それにつられて、見ていた私たちまで、
自然とからだの力が抜けて、顔は笑顔になります。

これで緊張がほぐれると同時に、
からだの筋肉も適度にゆるみますし、
そして、顔は「良い顔」になります。

呼吸は凄いですね。
呼吸の仕方ひとつで、からだの状態が変わります。

人間て、自分のからだには
意外と不必要な力を入れているものなのです。
それを長時間持続していると、疲れます。

スタート地点では、息を吸い込む。
そして、途中は、力を入れ過ぎず。
(力を入れ過ぎると、呼吸を止めていることも…。)
区切りでは、息を吐ききり、必要な脱力もする。

このような呼吸は、歌やピアノはもちろんですが、
日常生活のいろいろなシーンにも適用できそうです。

普段は無意識にしている呼吸ですが、
ちょっと意識するだけで、
思わぬ発見や効果がありそうです。

息をたくさん吸うためにも、
まずは、思いっきり、
ため息をついてみてください。