アンダンテ ~私の歩幅で~

季節のこと、音楽のこと、誕生日シリーズなど

人前でのパフォーマンス

2006年07月22日 | 雑記
いつもお華を習っている友人宅の地域では、
今日と明日、町内会のお祭りです。

そのお祭りとは直接関係はありませんが、
いつもお世話になっているお花屋さんでも、
お祭りに合わせて、開店記念行事の企画があります。

内容としては・・
お抹茶とお干菓子のサービスと、
生け花の無料体験というものです。

私もお手伝いスタッフの一員として参加しています。

人集めの意味で、まず、自分たちでお花を生けました。
私はいつも基本型ではない型で生けることが多いのですが、
今日と明日は、初心者にも生けてもらうということもあり、
最初の一歩の基本型で生けることにしました。
(見て、理解しやすい、ので。)

ということは、当然、人が行き交うすぐそばで、
お花を生けるわけです。

始める前は、ちょっとした緊張感があったものの、
水盤を前にして、花材と向き合ってみると、
周囲のことは全く気にならなくなりました。
周囲の雰囲気はわかりますし、視線も感じますが、
それによって私自身が変化してしまうことは
全くなかったということです。

今まで私が経験してきた生け花は、
常にアドリブの世界のように思います。
花材と向き合ってはじめて、
何をどうするかが決まるからです。

もちろん、花材全体をザッと見て、
私なりのイメージを、まず造り上げるのですが、
花材ひとつひとつを手にとった時、
初めて具体的にどうするかが決まります。
それぞれの花材の主張もあるので、
思い通りにならないこともありますしね。

また今日は、初めて「教える」という立場にもなりました。
これがまた難しいのです。

その人がやろうとしていることを生かしながらも、
型の範疇に収まるよう、
具体的に説明をしなければならないからです。
ここが曖昧だと、理解してもらえませんから。

明日もう1日あります。
今日、あまり上手に説明できなかったことを、
明日は、もっとわかりやすく説明できるようにしたいです。

ナデシコ (撫子)

2006年07月22日 | 誕生花
   

<7月22日の誕生花>
  ナデシコ
   ・撫子(なでしこ)科
   ・学名 : Dianthus superbus var. longicalycinus
         Dianthus = ナデシコ属
         superbus = 気高い、堂々とした
   ・原産地 : ヨーロッパ、アジア
   ・別名 : ヤマトナデシコ (大和撫子)、
        カワラナデシコ (河原撫子)、
        ダイアンサス
   ・英名 : Pink

<花言葉>
  いつも愛して、思慕、純愛、才能、無邪気、純粋な愛、
  大胆貞節、お見舞、快活、女性の美

今日の誕生花、ナデシコの
花色は、薄紅です。

中国から平安時代に渡来したナデシコを
「唐撫子(からなでしこ:石竹)」と呼ぶのに対し、
在来種を「大和撫子(やまとなでしこ)」と呼びます。

秋の七草のひとつでもありますね。

花の可憐さから、「愛しい子」の意味で「撫し子」です。
「撫で」は愛撫という意味です。
「形小さく色愛ずべきで愛児に擬す(万葉集)」から
この名前がつけられたようです。

ダイアンサスは、ギリシア語のダイオス(神聖な)と
アントス(花)の両方が語源とのこと。

英名は「Pink」。
英和辞典を引いてみました。
すると、一番最初に「ナデシコが原義」と出てきました。
今までも目にしていたかもしれない一文ですが、
私の記憶に留まることはありませんでした。
この機会に、ようやく記憶として残ることになりそうです。