アンダンテ ~私の歩幅で~

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ブラッドストーン

2009年09月14日 | 誕生石
赤という色は、
エネルギーやバイタリティの象徴。

赤い色が目に映ると、
交感神経に作用して、エネルギー代謝が活発になります。

また、ずっと赤い色を見ていると、時間の感覚がズレて、
実際よりも時間が早く経過したように感じるのだとか。

   ファーストフード店などで
   赤い色が多く使われているのは、この原理。
   お客の回転が早くなるのだそうです。


疲れているときなど、ドリンク剤を飲む前に、
赤い色を見たり、身につけたりすると、
元気になれるかもしれませんね。


体の中を流れる血の色であることから、
生命の色とも言われている赤。

血や炎をイメージさせる色であることから、
人間に危険を察知させ、
本能的に目に入りやすい色。


暗緑色の石に、赤い斑点がついていたら、
瞬間的に「血」を連想して、
ちょっとドキッとしそうですが・・・


■9月14日の誕生石

   ブラッドストーン (bloodstone)
     堅固、勇気、救いの力

 ・英 名bloodstone
 ・和 名血石(けっせき)
 ・モース硬度
 ・産 地インド、ブラジル、オーストラリアなど

ブラッドストーン。
「血のついた石!?」かと思いたくなるような、
不透明な暗緑色に赤い斑点が入っている石。

ジャスパー の一種に酸化鉄が含まれて、 その部分が赤い斑点になっています。

石の赤い斑点は、
十字架にくくられたイエス・キリストから流れ出た聖なる血で、
この石には特別な力が備わっているとされていました。


その昔、エジプトのヘリオポリスで
この鉱物が多く採掘されたことから、
かつては、ヘリオトロープ とも呼ばれていました。

植物にもありますね、ヘリオトロープ。

ギリシャ神話では、
植物と鉱物と一緒にして、からだをこすると、
自分の姿が見えなくなるとされています。

   昔は、戦(いくさ)で自分の姿を消すことができれば、
   敵から身を隠せる、という考えだったようです。


現在の主産地はインドで、
良質な石も、たくさん採掘されているようです。


地色と赤い色との違いを生かして、
カメオや彫刻にも用いられています。
(ローマ時代のカメオが現存しているみたい♪)


ギョッとしたくなるような色合いですが、
人目を引くことも大きく影響して、
昔から、親しまれ、ありがたく思われている石なのですね。


★パワーストーン効果★
自分の身を守ることもですが、献身的な気持ちで
困難を乗り越える力がわいてきそうです。
また、流産を防ぐお守りにもなります。


主な参考文献
 ・八川シズエ 著 『パワーストーン百科全書』
(中央アート出版社・2007年)
 ・辰尾良二 著 『宝石・鉱物おもしろガイド』
(築地書館・2008年)
 ・ギャリー・ホール 著 『宝石の写真図鑑』
(日本ヴォーグ社・2007年)


    
■9月14日の誕生花 : マルメロ、他
■9月14日の誕生色 : タ ン
■9月14日の誕生果 : ヒロ・ハンブルグ