ファントム・クリスタル

「ファントム」と聞くと、私が真っ先に思い浮かべるのは、
「ファントム戦闘機」です。

実際に見ているのではなくて、
ニュースで聞いて、言葉が残っているような感じです。

ところで、「ファントム」って、どんな意味？

英和辞典で調べてみました。
ファントムは phantom と綴られます。

＜名詞＞
　１．幻影、幽霊
　２．幻覚、錯覚、妄想
　３．映像、面影

＜形容詞＞
　１．まぼろしの、妄想の；　幽霊の
　２．実態のない、見せかけの

phantom order
　《米》（指令により発効する）仮発注契約（おもに兵器類の）

なるほど～。
基本的に「実態のないもの」のようですね。


この石は、実態がしっかりあるのに、
幻影のように見えてしまうのでしょうか？


■１１月６日の誕生石

　　　ファントム・クリスタル (phantom crystal)
　　　　　目標、希望

・英 名	：	phantom crystal
・和 名	：	山入水晶（やまいりすいしょう）
・モース硬度	：	７
・産 地	：	ブラジル、マダガスカルなど

ファントム・クリスタル。
水晶の柱の中に、
一回り小さい水晶がもう１本入っているかのような水晶。

姿がブレているような印象もあるためか、
「ゴースト・クリスタル」とも呼ばれます。

和名の「山入水晶」は、
中の水晶の形が、まるで山のようだから。。かな。

ファントム・クリスタルは、ロック・クリスタル の一つの形です。

成長が極端に遅くなったり、一時的に止まったりした後、
再び元の速度になるなど、不安定に成長し、
その過程そのままに固まって形になった水晶なんです。

ファントム・クリスタルは、
原石そのままで市場に出回ることが多いようですね。
きっと、手を入れてしまうのが、もったいないのでしょう。

原石を生かして、形を整える程度で、
ペンダントになることはあります。


幻想的な美しさがあるファントム・クリスタル。
自然が創り出した芸術品。


★パワーストーン効果★
持っている潜在能力が引き出され、活力を得ることができそうです。
一度成長が止まっても、再び成長し続けてきた水晶からは
壁にぶつかっても、再びチャレンジし続ける勇気をもらえます。


主な参考文献

・八川シズエ 著 『パワーストーン百科全書』
	（中央アート出版社・2007年）
・辰尾良二 著 『宝石・鉱物おもしろガイド』
	（築地書館・2008年）
・ギャリー・ホール 著 『宝石の写真図鑑』
	（日本ヴォーグ社・2007年）

　　　　
■１１月６日の誕生花　：　フジバカマ、他
■１１月６日の誕生色　：　ジョーンドナープル
■１１月６日の誕生果　：　マルメロ

季節を写す

２００９年１１月６日　午前７時１４分　撮影


木々の葉が、緑色から、赤に黄色に変わっていく。

まるで、秋の深度のバロメーター。


季節というものは、目に見えないことも多いけれど、

植物は、季節を写す鏡みたい。


光や、雨や、気温に、呼応して、

植物は、今日も変わっている。

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