セラフィナイト

「天使」という言葉から、思い浮かべるのは・・・

　　辻井伸行さん作曲　「ロックフェラーの天使の羽」

辻井さんが小学校６年生のときの作品です。


2000年12月、
演奏旅行でニューヨークを訪れた辻井さん。

マンハッタン五番街にある、
ロックフェラーセンターへ行きました。

ほんとうは、巨大なツリーに触れてみたかったけれど、
とてもとても高いところにあって、届きませんでした。

でも、ツリーの近くにあった天使の羽のオブジェには、
触れることができたんです。

降り積もる雪と、天使の羽のオブジェに触れた感動を、
そのままピアノで表現した曲。

それが「ロックフェラーの天使の羽」なのですね。

そして、「天使の羽」という石言葉を持つ鉱物は・・・


■１１月１１日の誕生石

　　　セラフィナイト　(seraphinite)
　　　　　天使の羽

・英 名	：	seraphinite
・和 名	：	緑泥石（りょくでいせき）
・モース硬度	：	２ － ２.５
・産 地	：	イタリア、ロシア、アメリカ合衆国など

セラフィナイト。
天使の羽のような、白い帯状の模様が入っている鉱物。

セラフィナイトという名称は、
「熾天使（してんし）セラフィム」に由来します。

ちなみに、熾天使セラフィムは、
３対６枚の羽を持つといわれています。
（このことも、石の名前になった理由でしょうか？）


火成岩や堆積岩、変成岩などの造岩鉱物であるクローライトの
グループに属している１０種類の鉱物のうちの一つ。

一つが、数センチメートルにもなる結晶もあるとか。

透明から不透明で、真珠光沢があります。
色は、濃い緑色から黄緑色をしています。


美しくて、一見きゃしゃなのに、
力強く羽ばたくことができる天使の羽。

そんな頼もしい天使の羽が見える石。

石の中から、可能性がいっぱい飛び出してきそうで、
自然と元気にポジティブになれるのでしょうね。


★パワーストーン効果★
邪悪なものから身を守ってくれる石とされています。
また、良好な対人関係を実現するサポートもしてくれます。
スムーズなコミュニケーションから、交友の輪が広がりそう。


主な参考文献

・八川シズエ 著 『パワーストーン百科全書』
	（中央アート出版社・2007年）
・辰尾良二 著 『宝石・鉱物おもしろガイド』
	（築地書館・2008年）
・ギャリー・ホール 著 『宝石の写真図鑑』
	（日本ヴォーグ社・2007年）

　　　　
■１１月１１日の誕生花　：　カラスウリ、他
■１１月１１日の誕生色　：　ペールクリーム
■１１月１１日の誕生果　：　陸 奥

冬、間近

２００９年１１月１１日　午前１０時２２分　撮影

こちらは、昨日の夕方ポツポツだった雨が、
いつしか本格的になり、ずっと降り続いています。

山茶花梅雨 （さざんかつゆ）のようですね。

山茶花梅雨とは、立冬が過ぎた頃、降る長雨のこと。
この時期は、山茶花の花が目立つからでしょうか。

山茶花の花は、寒椿（かんつばき）によく似ています。

寒椿は、花一つがそのままポトンと落ちますが、
山茶花は、花びらが一枚ずつ散ります。

山茶花の方が、おおむね木の背が高いので、
見分けはつくでしょう。

それから、山茶花の花は、とても良い香りがします。

しっとりと雨に濡れた山茶花の花。

雨が止み、水蒸気が空へと立ち上り始める頃。
山茶花の近くを通りかかったなら、
素敵な香りが、そっと、あなたを包んでくれるでしょう。