アンダンテ ~私の歩幅で~

季節のこと、音楽のこと、誕生日シリーズなど

日本式双晶

2009年11月12日 | 誕生石
「クリスタルガラス」で、あなたが思い浮かべるのは?

真っ先に私が思い浮かべたのは、
大相撲・千秋楽での表彰式です。

なぜ?って・・・

チェコ共和国友好杯が、クリスタルガラス製ですもの。
(クリスタルガラス = クリスタルグラス)

高い透明度と屈折率で美しく輝く
大きなガラスのカップ。

余談ですが、副賞は、
ピルスナー・ウルクェル・ビールが1年分!
(バドワイザーと共に、最も有名なチェコ・ビール☆)

チェコにおけるガラス産業は9世紀頃、モラヴィア帝国で、
装身具の材料にしたことから始まったのだとか。

ちなみに、モラヴィア帝国とは、
ドナウ川の支流であるモラヴィア川の上流から中流の
現チェコの、モラヴィア、ボヘミア、シレジア地域。

モラヴィア帝国滅亡後。
ガラス製品の技術は、ボヘミア王国が受け継いで、
「ボヘミア・ガラス」へと発達したのですね。

「ボヘミア・ガラス」を広辞苑で見ると・・・
カリと石灰および珪酸を主成分とするガラス。
ボヘミアで、はじめてソーダの代わりにカリを入れて製したので、
この名がある。

・・・と書いてあります。

チェコの首都プラハの街には、
ボヘミアン・グラスの店がそこかしこにあるらしい。
(きっと、目移りしちゃいますね♪)


素材と技術が素晴らしい、チェコの芸術品。

日本の地質が生み出す芸術品は・・・


■11月12日の誕生石

   日本式双晶 (にっぽんしきそうしょう)
     華麗なる変身

 ・英 名crystal
 ・和 名水晶(日本式双晶)
 ・モース硬度
 ・産 地フランス、日本など

日本式双晶。
二つの結晶が、一つの結晶面を共有している水晶。

ハート型のようにも見えることから、
「ハート型水晶」とも呼ばれています。

きらびやかというよりは、素朴な感じ。


この日本式双晶が産出される場所の一つが、
長野県・川上村にある甲武信鉱山。

鉄道ならば、JR小海線信濃川上駅から、
自動車ならば、中央高速須玉ICから、
がよさそう、というところ。

どちらも、そこから、さらに進んで、
ようやく甲武信鉱山に到着します。

甲武信鉱山は、鉱物採集者も多く訪れる場所とか。
水晶のほかにも、たくさんの鉱物があります。

ただ、急斜面が多いようなので、ここを歩くには、
十分な装備と注意が必要でしょう。


二つの結晶が一つの面を共有している水晶。

ロマンティックな美しさも感じられて、
自然体の“森ガール”にも似合いそうです。

   ※“森ガール”とは・・・
     ゆったりとした時間の流れが大好きで、
     ふんわりとしたワンピースなどを身にまとい、
     ふわふわ感を楽しめるグッズが大好きで、
     カメラ片手にお散歩する、森にいそうな女の子。


★パワーストーン効果★
繊細でやわらかなエネルギーで、持ち主を和ませてくれそう。
内面から輝きたいと思うときにピッタリな水晶。
心が穏やかになり、無理なく落ち着くことができます。


主な参考文献
 ・八川シズエ 著 『パワーストーン百科全書』
(中央アート出版社・2007年)
 ・辰尾良二 著 『宝石・鉱物おもしろガイド』
(築地書館・2008年)
 ・ギャリー・ホール 著 『宝石の写真図鑑』
(日本ヴォーグ社・2007年)


    
■11月12日の誕生花 : レモン、他
■11月12日の誕生色 : 砂 色
■11月12日の誕生果 : 世界一

音の読み方

2009年11月12日 | ピアノ全般
譜読みをする時、私の場合、
ピアノの音は、楽譜どおりの音(固定ド)です。
(当たり前~)

でも、少し慣れてきて、作品を自分の中で歌うようになると、
いつの間にか移動ドになってしまうんです。

暗譜が飛んで困るのは、移動ドで覚えている音が、
実際の鍵盤のどこなのかが、わからなくなる時だったり……。


現在勉強中のバッハ「インヴェンション4番」。



この曲の場合。

  ラシドレミファ・・・

と歌いたくなるのですが、すぐ、行き詰まります。

というのも、2小節目頭の音が「ド♯」で、
6小節目までは、左右全部のドにシャープがつくから。

その後も、ファにシャープがついたり、
ソにシャープがついたり、
シがナチュラルになったり・・・・・。

それで、私、ぐちゃぐちゃなんですねぇ。
移動ドと固定ドが、ごちゃ混ぜ状態で。(^^;

少なくともインヴェンションを弾いている間は、
固定ドで歌う練習もした方が良いのかな?


このたび、ウィーン原典版を購入しました。



楽譜の品揃えが充実しているところではなかったので、
期待していませんでした。

ところが、一目で見つけてしまったので、
これもご縁と、連れて帰ってきました♪

たしかに、指使いの考え方が違いますね。

現在は、こちらに沿って練習しています。