アンダンテ ~私の歩幅で~

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ウォルナット

2008年05月18日 | 色いろいろ
光があるところだけに存在する、色。

色は、一般に、
  ・色相: 単色光の波長に相当するもの
  ・彩度: 鮮やかさ (白みを帯びていない度合)
  ・明度: 明るさ (光の強弱)
の3要素によって、規定されます。

そして、私たちが認識する多くの色には、
それぞれ素敵な名前(固有色名)がつけられています。

固有色名を持つ、たくさんの色。
その中から、誕生色以外の色についても、
いくつか取り上げています。


きょうは、この色・・・ 

ウォルナット (walnut) です。

ウォルナット。
胡桃(くるみ)の実の外殻のような色。

ウォルナットという色名ができたのは、17世紀半ば。
色名としては、古い方です。

最初は、食用にしていた
イギリス胡桃の色だったそうです。

ヴィクトリア朝には、ブラック・ウォルナットという胡桃が、
家具に利用されるようになったとか。

この流行により、ウォルナットは、
木材の色を表すようになったのですね。

今日、ウォルナットと呼ばれている木材は、
クルミ科のウォルナットだけではありません。

材面や木肌がウォルナットに似ている、他の木材も、
ウォルナットと呼ばれているようです。

ピアノも、基本的な黒い色に加えて、
ウォルナットがありますね。

その中に、「アメリカン・ウォルナット」
と書かれているピアノもあります。

アメリカン・ウォルナットというのは、
ブラック・ウォルナットを指すようです。

ウォルナット。
その愛らしい木の実の姿と、上質の材。

昔からずっと変わらない魅力で、
確固たる人気と信用を、得ているのでしょうね。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ウォルナット♪ (ひふみ)
2008-05-19 23:05:34
私のピアノ、ブラームスの胸像を飾るために購入した、不遜な持ち主のせいで、滅多に弾かれることのない、可哀想な私のピアノはウォルナットのアップライトです。
あと数年・・・その内毎日弾かせて頂く予定ですから、それまで我慢強く待ってて貰いますわ。
返信する
麻由子から (→ひふみさんへ)
2008-05-20 08:56:10
ひふみさん へ

ウォルナットのアップライト。。。素敵☆
お部屋にも馴染むのでしょうね。
ブラームスの胸像も、とても居心地がよさそうです。

あと数年・・・具体的には、あと何年でしょう?
(よろしければ、こっそり教えてくださいませ♪)

ピアノの基礎がしっかりあって、
常日頃は、空気のように音楽に浸っていらっしゃる
ひふみさんですもの。
ピアノも、数年後からが楽しみでしょうね。
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