アンダンテ ~私の歩幅で~

季節のこと、音楽のこと、誕生日シリーズなど

白 緑

2008年01月12日 | 誕生色
久しぶりの、雨。

思わず天を見上げる。
手袋をはめた手で、傘を持って歩く。

小さな水たまりを、
ぴょんと軽く飛び越えてみる。

傘を持って歩くのが、
ちょっと楽しくなる。

時折、冷たい風が、
正面から向かって来る。

そこを歩いている誰もが、
一瞬、きゅっと身を縮める。

まるで氷かと思いたくなるような、ガラス窓。
建物の中は、別世界のように暖かい。

熱い紅茶が、からだの中を流れていく。
心まで、温かくなる。

ガラス越しに見る、外の世界は、白っぽい。
そして目の前も、紅茶の湯気で、白っぽい。


■1月12日の誕生色 

   白緑 (びゃくろく)
     気品、外交、洞察力、挑戦

 気品にあふれているのでしょうね。
 優れた洞察力と、挑戦する潔さを生かして、
 センスの良い人付き合いができそうですね。

 白緑。
 文字通り、淡い緑色。

 この顔料は、緑青を細かく砕いて、粉末にしたもの。
 主に、日本画などの絵の具として用いられているようです。

 染色では、淡い色の修飾語としては、
 「薄」や「浅」が、多く使われているようですね。

 一方、顔料は、「白」と形容されることが多いのだとか。

 それは、顔料の細かい粒子に当たった光が、
 複雑な拡散反射をするため、より白っぽく見えるから
 なのだそうです。

 本来の色そのものに、光の白が加わった、白緑。

 光のやわらかさまでもが、とけ込んで、
 こんなにも素敵な色になっているのですね。

■1月12日の誕生花 
花の名前 主な花言葉
スイートアリッサム 美しさを超えた価値
キンセンカ (黄) 悲歌
ラケナリア 持続する愛
グレビレア あなたを待っています
フクジュソウ 永久の幸福
カンザクラ 気まぐれ
サザンカ 理想の恋
バラ (黄) 嫉妬

ミストグリーン

2008年01月11日 | 誕生色
雲に覆われた空。

最近、雲を見ると、
「何色?」と、ちょっと考えてしまいます。

多分、グレイ。
でも、シンプルにグレイではなくて・・・。

あまり重苦しくなく、わりと薄目の雲が、
重なっているような?

今日の雲。
シルバーグレイ、ところにより、パールホワイト。


■1月11日の誕生色 

   ミストグリーン (mist green)
     努力、才能、勇気、新時代

 充分な才能があり、さらに、努力を怠らないのでしょう。
 自分の携わる世界において、勇気を持って開拓し続け、
 新しい時代をも切り開いていけそうです。

 ミストグリーン。
 靄(もや)がかかったような緑色。

 水蒸気の膜は、その向こう側にあるものを、
 灰色がかった、ぼんやりとしたもの、に見せます。

 その水蒸気の膜。
 英語では・・・
   fogmisthaze
 と、ミストは中間くらいの濃さ、に位置しています。

 英語では、この3つの言葉どれもが、
 薄く灰色がかった色の形容に用いられています。

 20世紀に入る直前頃から、靄のようなグレイを表現するのに、
 ミストという言葉が用いられているようです。

 まるでベールをまとっているような、グリーンの色。

 本当の姿は、ベールの向こう側で、
 ちょっぴりもどかしさを感じるような。

 ミストグリーンは、そんな色なのかもしれません。

■1月11日の誕生花 
花の名前 主な花言葉
カーネーション (ピンク) 熱愛
カボック とても真面目
セリ 清廉潔白
ニオイヒバ 堅い友情
ユキワリソウ / ミスミソウ 忍耐
チオノドクサ 栄光
コチョウラン 幸福が飛んでくる
フリージア (黄) 親愛の情
ロウバイ 慈愛心

テンプレートの編集 (62)

2008年01月11日 | テンプレート
 
今日1月11日は、鏡開き ですね。

テンプレートの鏡餅も今日まで、ということで、
お正月気分が抜けた、ごく普通の冬のイメージにしてみました。

今年のお正月。
東京地方は、穏やかなお天気で、
素敵なお正月シーズンだったと思います。

ちなみに、鏡開きとは・・・
お正月に年神様に供えた鏡餅を、お雑煮やお汁粉にして食べ、
一家の円満を願うという行事です。

もともと武家社会の風習だったものが、
一般化したようですね。

お餅を刃物で切ることは、切腹を連想させるので、
手や木鎚で、割ったり、砕いたり、するのですね。

さらには、「切る」という言葉も避けて、
「開く」という縁起の良い言葉を使っています。

鏡餅。
あなたたのお宅では、どのように召し上がりますか?

草 色

2008年01月10日 | 誕生色
フレンチトーストを作りました。
ちょっと久しぶりです。

たまご、牛乳、お砂糖、バニラエッセンスに
食パンを浸して・・・。

フライパンにバターを入れ、バターが溶けてきたら、
しっとりとした食パンを入れて、両面を焼きます。

良いニオイが、キッチンからどんどん広がって、
それだけでも、しあわせな気分♪

お好みで、ジャムやクリームと一緒に、どうぞ~♪



と、ここまで書いてから、
昨年1月10日の記事をチェックしたところ
あらら。。。「ホットケーキ」 を書いていました!

お正月が一段落して、鏡開きを目前にした1月10日には、
毎年「こういう気分」になるのでしょうか?(笑)


■1月10日の誕生色 

   草色 (くさいろ)
     英知、芸術、洗練、感情

 英知のひらめきと、芸術に対する深い理解力があり、
 幅広い感情の世界の持ち主なのでしょうね。
 多くのことを吸収して、洗練されたセンスでの
 表現ができそうです。

 草色。
 草の葉のような緑色。

 草色は、地球上で最初に出現した色、
 と言われているのだとか。

 草の緑色が目立ってくるのは、春。
 草青む頃ですね。
 いたるところで、草の生命力を感じることでしょう。

 「道草」という言葉もあるように、草というのは、
 とても身近で、わりと見慣れたものでもあります。

 いにしえの人々は、その草の色で、衣服を彩っていました。

 合色目(あわせのいろめ)に、
 「若草衣(わかくさきぬ)」があります。

 その表は薄青で、裏は濃青だとか。
 (当時は、緑色も、「青」と呼んでたのです。)

 草の色は、一番薄い「若苗色」から始まり、「苗色」、
 「若草色」そして「草色」というのがおおざっぱなライン。

 ちなみに、若苗色 は4月20日の誕生色で、
 若草色は1月29日の誕生色です。

 草の色は、春の色。
 そして、はじめの一歩の色。

 最初はとても新鮮に思えていたものが、時の経過とともに
 ごく「当たり前」の存在になってしまいがちです。

 普段、何気なく目に映る、草と草の色。

 時として、その生命力には、目を見張りたくなります。
 そのような時、草の存在を、改めて認識するのでしょうね。

■1月10日の誕生花 
花の名前 主な花言葉
ツゲ 堅忍
アナナス あなたは完全
スミレ (白) 謙遜
レンギョウ 心が和らぐ
セントポーリア 小さな愛
フリージア 無邪気
プリムラ・オブコニカ 少年時代の希望
スノードロップ 希望
フクジュソウ 永久の幸福

苔 色

2008年01月09日 | 誕生色
今日、1月9日は、クイズの日 または とんちの日 です。

頓知(とんち)で有名な一休さん(一休宗純)から、
「いっ(1)」「きゅう(9)」の語呂合せです。

「頓知」を辞書で引くと・・・
機に応じてはたらく知恵。機知。
と書いてあります。

たしかに、一休さんは賢くて、一休さんの頓知が出た後は、
それ以上突っ込むことができず、
苦笑いをするような場面になるかと思います。

後味としては、あっさり「負け」を認めたくなるような、
何となくホンワカした気分になるような・・・。
少なくとも、嫌な気持ちには、ならないと思います。

頓知を上手く使えるように、私も、なりたいな。


■1月9日の誕生色 

   苔色 (こけいろ)
     才気煥発、神秘性、創造力、優しさ

 神秘的な雰囲気が漂い、きらめく才知の持ち主で、
 モノを造り出す才能がありそうです。
 また、あたたかな心を持ち、人には優しいのでしょうね。

 苔色。
 渋みのある、くすんだ黄緑色。

 苔の色。
 どのような色を思い浮かべますか?

 断定することはできないように思いますが、
 このような渋みのある、くすんだ黄緑色を指して、
 苔色と言うと、納得できますね。

 日本人の苔に対するイメージは、
 他の国とは、やや異なるようにも思います。

 通称「苔寺」と呼ばれている、京都の西芳寺には、
 約120種の苔が、境内を覆っているのだとか。

 あの緑のじゅうたんを敷きつめたような光景は、
 とっても魅力的。

 古くから、日本人は、苔に一目置いているように思います。
 「君が代」にも歌われていますしね。

 もともと、英語の モスグリーン とは、
 やや違う色目だったようです。

 ところが最近では、苔色とモスグリーンが、
 ほぼ同じ色になってきているようなのです。

 苔に感じる、日本人独特のもの。
 これからも、大切にしていきたいですね。

■1月9日の誕生花 
花の名前 主な花言葉
シンビジウム / シンビジューム 気取りのない心
アブチロン 尊敬
スミレ (黄) 牧歌的な喜び
スミレ 真実の愛
ハコベ 追想
ヒトリシズカ 隠された美
クリサンセマム・ノースポール 誠実
カンノンチク スマートな淑女
カンツバキ 謙譲
早咲きグラジオラス 念には念を入れて
デージー 無邪気

「こどもの情景」のヒミツ

2008年01月09日 | ピアノ全般
シューマン作曲「こどもの情景」。
13曲からなる小品集。
タイトルは、シューマン自身がつけました。

それぞれの小品には、
ひとつずつタイトルがついています。
やはり、シューマン自身がつけたものです。

ただ、日本語訳には違いもあるようです。

全音楽譜出版社の
『シューマン・子供の情景 OP.15 演奏の手引き』
という本があります。

1冊まるごと、非常に興味深いです。
その中から、ひとつだけ。
かいつまんでお伝えしますね。

「こどもの情景」第1番目の曲。

私の持っている楽譜では「異国から」というタイトル。
他では、「知らない国々」、「見知らぬ国から」など。

この曲冒頭のモチーフである「B・G・F#・E・D」は、
1ページという短い作品の中で、12回も繰り返されます。
(6回×リピート)

どうして、12回も出てくるのか?

それは、この5つの音が、「こどもの情景」全曲にわたる
基本のモチーフだから。

そして、この第1番目の曲に出てくる、3つのモチーフ。

 ① 基本のモチーフ
    上行する6度音程を伴う B・G・F#・E・D
 ② 第2のモチーフ
    9小節目から12小節目の、ジグザグの動き
 ③ 第3のモチーフ
    上行する音階

それから、2小節目や4小節目のような、
付点のリズムを伴って下降する音階。

「こどもの情景」全曲に出てくる、ほとんどすべての音は、
これら 3つのモチーフ付点のリズム のいずれかに
関連しているのだそうです。

第2と第3のモチーフも、基本のモチーフの変化形なので、
すべては、基本のモチーフに基づいているのですね。



この曲集の第1番目の曲が、
こんなにも意味深な曲だったなんて!!

この第1番目の曲を、
「繰り返しが多くて、つまらない曲・・・」
などとして、サッと通り過ぎてしまったとしたら。

この曲集の面白さを、味わうことなく、
全曲を通り過ぎてしまうことになりかねませんね。

「知らない国々」というのは、もしかしたら、
ここから展開される、シューマン・ワールドへのいざない
なのかもしれません。

シトロンイエロー

2008年01月08日 | 誕生色
今日1月8日は、平成スタートの日 です。

1989(昭和64)年1月7日の朝、昭和天皇が崩御されました。
それを受けて、7日午後の臨時閣議にて、
次の元号を「平成」と決定しました。

翌8日から、新しい元号がスタートしたのですね。
そして、今年は、平成20年。

当時、私は会社に勤めていました。
仕事柄、元号の変更は大問題。
会議室のテレビをつけっ放しにして、
仕事の傍ら、発表を待っていたものでした。


■1月8日の誕生色 

   シトロンイエロー (citron yellow)
     宗教的感情、宇宙的構想、田園的叙情

 とてつもなく幅広い視野で考えると同時に、
 目の前に広がる自然の風景にも、愛情が持てるのでしょうね。
 とても素直な感性の持ち主で、本質は素朴なようです。

 シトロンイエロー。
 シトロンのような緑みの黄色。

 シトロンは、ミカン科の植物。
 仲間に、ブッシュカンやレモンがあります。

 シトロンの原産はインドですが、
 早くからヨーロッパでも知られていました。
 南ヨーロッパを中心に、栽培もされてきたのですね。

 ジュースや清涼飲料水などで、主に親しまれています。
 日本では、1912(明治45)年に、清涼飲料が製造されました。

 多くの民族の太陽の色であるイエローに、
 さわやかなシトロンが加えられた色。

 身近でもあり、壮大でもある。
 ちょっと不思議な色、シトロンイエロー。

■1月8日の誕生花 
花の名前 主な花言葉
キンギョソウ 清純な心
ゴギョウ / ハハコグサ あたたかい気持ち
スミレ (紫) ささやかな幸せ
スミレ (青) 誠実
モクレン 自然への愛
ロウバイ 慈愛心
マンサク 霊感
デンドロビウム 真心
アザレア (白) あなたに愛されてしあわせ
シクラメン 切ない愛を受け取って

かよわい薬指

2008年01月08日 | ピアノ全般
ピアノのレッスンで、
思うように指が動かず、弾けない場合。

たいてい、薬指がネックになっています。

小指は、力が足りずに音量が乏しいことはありますが、
鍵盤の上を動くには、さほど支障がありません。

どうしても動ききれずに、引っかかるのが、薬指。

動かしたいと思っても、思うように動かない……。
一朝一夕には、動くようにならない……。

先生も、「薬指なのよねぇ・・・」と、つぶやきます。

薬指のトレーニング(?)も教わり、
地道~~な努力(?)もしておりますが。
それでも、まだ、思うようには動いてくれません。

薬指さん。
これからも頑張って、独立できるようにしようね~~!

漆 黒

2008年01月07日 | 誕生色
1月7日には、七草粥(ななくさがゆ)ですね。

もともとは、万病を防ぐおまじないの意味と、
おせち料理で疲れた胃を休めるためなのだとか。

また、野菜が乏しい冬場に不足しがちな栄養素を
補う効能も考えられていたようです。

七草粥に入れる七草とは・・・

  芹(せり)
  薺(なずな)・・・・・・ ぺんぺん草
  御形(ごぎょう)・・・・ ははこ草
  繁縷(はこべら)・・・・ はこべ
  仏の座(ほとけのざ)・・ 田平子(たびらこ)
  菘(すずな)・・・・・・ 蕪(かぶ)
  蘿蔔(すずしろ)・・・・ 大根(だいこん)

いわゆる 春の七草 ですね。

今週から、お仕事が始まったり、学校が始まったりと、
日常が戻ってきます。


■1月7日の誕生色 

   漆黒 (しっこく)
     理想、創造力、独立心、情熱家

 高い理想を持ち、そこに向かって自分を築き上げる。
 独立心旺盛なので、周囲の人に振り回されることなく、
 自分のペースで進むことができるのでしょうね。
 目標に向かって、情熱を持って努力できる人でしょう。

 漆黒。
 漆器の、深みのある美しい光沢を放つ色。
 この色は、黒の中でも最高の黒なのだそうです。

 「漆黒の髪」とか「漆黒の闇」というように、
 「完全な黒」を形容する言葉としても使われています。

 漆器のことを、英語では japan といいますね。
 動詞では「漆を塗る」という意味になります。

 この日本を代表する工芸品である漆器。
 17世紀には、ヨーロッパ諸国でも珍重されていたようです。

 人々が考える理想の黒。
 それが、漆黒なのですね。

■1月7日の誕生花 
花の名前 主な花言葉
チューリップ (白) 想い出の恋
スノードロップ 希望
セリ 清廉潔白
エゾスズシロ ときめき
ハコベ 追想
ヒヤシンス (赤) 遊び心
ヒマラヤユキノシタ 深い愛情
ユキワリソウ / ミスミソウ 忍耐
ウメ 澄んだ心

緊張して弾く♪

2008年01月07日 | ピアノ全般
ピアノで人前演奏をする際、私がずっと思っていたのは、
「できるだけ緊張することなく、普段に近い状態で演奏したい」
ということでした。

でも、それは少し違うような気がしてきました。

緊張した中でしかできない演奏、
というものも、あると思うからです。

「火事場の馬鹿力」ではありませんが、
緊張しているときの集中力ってスゴイ!
と思いますもの。

人前での演奏は、程度の差こそあれ、
誰もが緊張するものだと思いますしね。

人前演奏で、何が一番困るのかと言うと、
緊張してしまって、いつもと違う状態になり、
いつものようにはピアノが弾けないこと。

緊張すると、まず精神的に、
マイナス方向に考えてしまいがちだったり…。

人前演奏の予定などなくても、普段から、
1日5~10分程度、緊張する練習をしておくと
良いのかもしれません。

緊張してきたら、「集中力上昇中~!」な~んてネ。

適度な緊張状態を、一定時間保つことは、
大切だと思うようになりました。