私の思いと技術的覚え書き

歴史小説、映画、乗り物系全般、事故の分析好きのエンジニアの放言ブログです。

修理工場は損保に対して債権債務関係がないから請求権がないという論理の間違い

2023-06-02 | 車両修理関連
修理工場は損保に対して債権債務関係がなから請求権がないという論理の間違い  ある論者は、修理工場は保険会社とは債権債務関係にない、債権債務関係にあるのは該当修理工場と車両の修理依頼者である所有者もしくは使用者であるからして、保険会社にもの申すのはムダだ。修理工場は保険会社を無視して、請求すれば良いかの言説を聞くことがある。  しかし、これは大きな間違いが内在しており、保険契約者(多くの場合車両の . . . 本文を読む

指数(工数)は何故実時間に近づくことが求められるのかの思考

2023-06-02 | 問題提起
指数(工数)は何故実時間に近づくことが求められるのかの思考  元損保調査員(アジャスター職)である私だが、現職当時から指数もしくは工数という設定がある場合、それは限りなく実作業時間に近似したものである必用があると思い極めてきた。その思いは、アジャスター現職を離れた現在の事故研究家としての現職として、さまざまな工数策定の学術書など、それなりの学者の記した本だとか、幾らかの海外工数を知りつつ、ますます . . . 本文を読む

この事故はどう見ても危険運転の適用が妥当だろう

2023-06-02 | 事故と事件
この事故はどう見ても危険運転の適用が妥当だろう  下記の今年2月の事故だが、少なくとも120キロ走行を供述し、どうやら事故直前は160キロまで速度を出していた乗用車が、単なる過失運転致死罪での起訴は納得しがたいというものだが、当然の思いだろう。  そもそも過失運転運転致死とは、被害者が過失があるというのではなく、故意犯でなくあくまで運転操作ミスなど過失により事故を生じた場合の罪状で法定量刑上限は . . . 本文を読む

保険修理の実態調査を政府調査の報(日刊自動車)

2023-06-02 | コラム
保険修理の実態調査を政府調査の報(日刊自動車)  今日(6/2)の日刊自新聞の1面記事で、保険事故の実態調査を政府が行うと云う記事だ。この内容に準じたことは、既に当ブログ5/24付け記事「金融庁が事故車の修理単価の実態調査を行うと云う報に思う」でも記しており。今回政府とあるのは、金融庁と国土交通省を指すのだろう。  ここで、指数対応単価(レバーレート)や塗料など材料費に言及しているのだが、指数で . . . 本文を読む

長野・詐欺自動車販売店裁判経過

2023-06-02 | 事故と事件
長野・詐欺自動車販売店裁判経過  長野の自動車販売店「ディナミスレーシングイ」の経営者である小谷被告は、昨年(22年)10/26に逮捕されていたのだが、既に一審長野地裁での海事裁判が進行しているという報だ。  この裁判内で検察は、約1700万円を詐取した詐欺罪として小谷被告に対し懲役5年を求刑したという。なお、小谷被告は起訴内容の詐取を認めているが、弁護側は執行猶予判決を求めている。ただし、仮に . . . 本文を読む