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村爺のなんでもいいべ

南相馬市の馬事公苑を中心に活動しているディスクゴルフの話題や南相馬の出来事や思いついたことを書いていきます。

農事組合研修旅行

2012年06月26日 20時23分51秒 | 旅行・温泉

日曜日は、福島市スポレクディスクゴルフ大会、地域の運動会などいろんな行事が重なってしまった。本当は福島に行きたかったけれど、地域の農家が集まった農事組合の研修旅行を優先させることにした。

これまで毎年開催していたが、昨年は震災と原発事故の影響で中止を余儀なくされた。今年も米は作れないし野菜の作付も自粛している農家が多く、農業へのモチベーションが落ち込みすぎているので、みんなで外の空気を吸って少しやる気を起こそうじゃないかと企画されました。

俺も一応農業の担い手ですので、他の地域の農業の取り組み方を勉強して今後の参考?にできればと参加を決意しました。

視察研修先は、宮城県登米(とよま)市の「もっこりウェーブ」。名前が斬新過ぎてどんな施設なのか?、どんなものを作っている施設なのか?誰に聞いてもわからなかった。すごい施設なんだろうなと期待して行きましたが、着いたところはJAの直売所でした。

なんだ直売所かよぉ~!! あのすごい期待感はなんだったんだ~!! それも南相馬にある直売所より小さいし野菜もあまりないではないか。今の南相馬市のJA直売所の方が野菜の種類も量も多いな。すごい勉強になりました。

でも、なんで「もっこり」なんだろうな? この町のあっちこっちに「もっこり」がある。肥後もっこりさんと何か関係があるのかな?でも普通に聞いたらいやらしい事を考える人が多いですよね。道の駅なんか「もっこりの里」ですよ。

恥ずかしかったけど気になったから若い?ねえちゃんに聞いてみた。

「もっこり」とは丸く盛り上がっているようなことを言うそうです。この町は南方町と言って登米町と合併し登米市南方町となったそうです。その南方町では町のキャッチフレーズとして「もっこり」を使っていたらしい。町民一人一人が「やる気」「元気」「活気」を高めることで町全体を盛り上げるような姿を表現したそうです。直売所より勉強になった。俺たちも「もっこり南相馬」になんねーとな!!

でも「肥後モッコリ」はどういう意味なんだろう?たぶんあっちの方はいやらしい意味だな?なんて思いながら「肥後モッコリ」さんの顔が頭に浮かんでしまった。これはいけないビールを飲んで早く忘れなんては!!

それで農業関係の視察研修は終わり。施設の説明はなく、若い?ねえちゃんの「もっこり」の説明だけだった。

そこから登米町の「みやぎ明治村」へ。一度は行ってみたいと思っていたのでこっちの方を期待していたのですがね。

登米町には明治時代に建築された洋風の小学校や県庁、警察署が残っていてその一帯を「みやぎの明治村」と言って整備されているようです。

まずは「観光物産センター遠山之里」へ。そこへ車を駐車し徒歩で明治村を巡ります。各施設は観覧料がかかりますのでここで観覧券を購入します。5施設共通券で大人800円(全部単独で購入すると1300円)です。

そこから隣にある「教育資料館」へ。明治21年に建てられた洋風学校建築を代表する建物で木造の2階建てです。

コの字型に造られていて真ん中の2階にバルコニーがあります。そこから校長が見張ってたんだろうな!!

館内には明治時代から各時代の教育資料が展示してあり懐かしく思いましたね。

俺たちも木造の校舎で小学時代を過ごしたことがありましたから、あの当時のものに出会うことができましたよね。給食であの脱脂粉乳のミルクを入れた容器や食器。

木造の机も懐かしかった。なんとタラちゃんの勉強した机もありましたよ。サザエさんてそんなに昔からやってた?

さすがに校長はひげを生やして威張っている。大正時代はやっぱり着物だったんだよね。そういえば俺の家も貧しかったからつぎはぎだらけの服を着ていたような気がする。

あまりにも懐かしいものがいっぱいあるので写真を撮り続けていたらバッテリーが切れてしまった。なんで充電してこねーんだよ!!

ここも震災の影響で壁が崩れているところが多くありましたね。でもあれだけの揺れに見舞われながら壁の被害だけで済んでいるんだからすごい建築ですよね。

そこから周辺の明治4年に建築された「水沢県庁記念館」。民家で今も人の住んでいる「武家屋敷」。伊達家ゆかりの文化財が保存されている「登米懐古館」を巡り終了。時間が制限されていたのでゆっくり見ることができませんでしたので今度また来たいですね。

昼食は、「伝統芸能伝承館 森舞台」と言って能舞台のある施設で名産あぶらふを使った料理を堪能しました。ちょっとヘルシーメニューですね。

そこから松島へ。

松島は観光客でにぎわっていましたね。今年の3月に行ったときには観光客が少なかったのに、この日は震災前のようなにぎわいがありました。

今回は久し振りに瑞巌寺を見学。拝観料が700円もかかるのでいつも素通りしていたが、今回は団体行動なので入場しました。約10年ぶりですね。

でも残念ながら瑞巌寺本堂は修理のため非公開でした。

本堂が非公開なので特別に庫裡と大書院が公開されていました。大書院には本堂に安置されている伊達正宗の位牌や歴代藩主の位牌、開山禅師の木造など、本来近くで見ることのできない貴重なものが間近で見ることができました。しかし藩主の位牌ってなんであんなに大きいんですかね。2m位ありますよ。その他に「陽徳院御霊屋」と言って伊達正宗と愛姫夫妻の位牌が安置されている墓堂も特別公開されている。宝物殿も教科書に載っている貴重なものを間近で見ることができるので700円は安いかもしれないですね。

なんか最近、博物館や資料館を見るのが楽しくなってきた。年なのかな? これってやばくない?

農事組合の研修が歴史を学ぶ研修旅行になってしまいました。