遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

芹、せり

2019-04-15 16:23:56 | 日記
平成31年4月15日(月)

芹 : せり、白根草



セリ科の多年草で水田や野川等の湿地に群生する。
春の七草の一つ。
葉は香りが高く柔らかいので古くから食用として
利用されてきた。
春の七草の「せり」の名は「古今要覧稿」(日本
最初の類書)には、「せりあふ、せりだす、せりあぐる」
等の同じ意にて此草むらがりおひ出て、つめども跡より
ほひふる物なるによりて名づく」とある。
又、「滑稽雑談」(江戸中期の寄稿)には、「その生ずる
こと一所にしげくせまりあふなり。せまり中略してせりと
称するとある。
「つみまし草」との異名も、その旺盛な繫殖力を言った
ものである。




昨日、友人が芹を摘んで来たと、届けてくれた。
娘の住む一宮の木曽川堤は、桜並木が有名であるが、
この時季、土筆や芹等が多く群生してをり、カミさん
がよく堤防に出掛けて、芹等を摘んで来たのを思い
出し、「最近娘の処へ余り出掛けなくなったネー」
孫が成長して、子守りの必要がなくなった所為か、、、


せりは、栄養価も高く、香りもあるので鍋物その他に
古来より多く使われる。
東洋ではこのように古くから食用に使用されて来たが、
西洋では余り食べる習慣がない。
独特な香りが在り、日本では春先から若い芽や根を
お浸しや吸い物等として利用する。
七草粥の材料であるため、1月にもスーパー等の店頭
に販売されている。
せりは、胃や肝機能を整えたり、血液中の老廃物を取り
除く作用も在るため、鍋料理等で肉や魚と伴に食される
事も多い。

和え物


お吸い物

小川等の水辺には有毒な「ドクゼリ」が群生してをり、
その区別は、ドクゼリは地下茎が太く、タケノコの様な
ふしが在る。亦セリ独特の香りが無いので区別は出来る。
又、近くには「キツネのボタン」も群生しているが、
有毒である。個々の葉っぱは芹に似て居るので注意が
必要である。


今日の1句
芹摘みし木曽川堤家路まで      ヤギ爺


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