遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

潮路句会

2019-04-14 16:48:04 | 日記
平成31年4月14日(日)

潮路句会4月例会



日時 : 平成31年4月13日(土) 13時 ~
場所 : 大手コミュニテイセンター
兼題 : 1)燕、2)桜餅、3)当季雑詠

平成最後の潮路句会です。
潮路句会も先代から数えて、「534回」とか、、
既に、会の発起当時の方々は亡くなられ、、、
開催当時のメンバーは、一人もお見えにならない。
主宰は現在4代目(女性)となる。
俳人「富安風声」先生の教えを引継ぎ俳誌「若葉」
「岬」同人の方達の指導の基、、今日に至る。
とは言え、自由奔放、融和をモットーにいたって
和やかに楽しく会が催されている、、、。

今回の季題の「燕」は、最近街中で殆ど見かけず、
作句に苦労される、、、。
住宅事情が大きく変わり、木造の大きな廂のある家
が無くなり、屋根を持たない鉄筋コンクリートの
家が多く、また燕の巣造りを嫌う若い世代も多く、
烏等の害も多く影響している様である。
街を離れ吟行に出て、或いは昔の風景を思い出し
苦労された(私も同様)様である。


潮路抄

掛茶屋の膝突合す花疲れ      玲 子


花筵一升瓶を枕とし        勝


燕来る三和土に古き滲みの跡    美保子


つばくろやお帰りと言ふ老夫婦   魚 青


堂暗し大涅槃図に目を凝らす    輝 子


葉の醸す香り仄かな桜餅      美智子


初燕村の外れを宙返り       セツ子


土筆積む子の手に溢る土手の路   政 子


桜満つ己が散り際見つめをり     ヤギ爺



次回の兼題は1)立夏、2)ハンカチ、3)当季雑詠
5月3~5日 大手コミセン祭開催、
各自、短冊(出品作品)2首用意の事。


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