遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

虎杖(いたどり)を食べました

2016-04-13 10:31:33 | 日記
平成28年4月13日(水)

虎杖(いたどり)を食べました


いたどり

先日、カミサンの友人から虎杖(いたどり)を頂きました。
その方は高山に御親戚が在るので、度々其方を訪れて、
都度、山菜など色々なお土産をいただきます。

先だっても紹介した蕗の薹もこの方からで、今回も虎杖と
一緒に「今季はこれが最後ですが、少しお裾分け、、、」

蕗の薹も沢山頂きました

近頃、山菜は名古屋の近郊でも余り見かけなくなり、ましてや
「虎杖、いたどり」等と珍しい植物にはお目に掛る事は、
殆ど在りません。

虎杖(いたどり)

タデ科、多年草。山野に自生する。
大きくなると、1 ~ 2 Mの高さになる。
茎の部分は竹の様に多くの節がある。
茎には紅色の斑点が有り、夏に白色(薄紅)の小さな花が咲く。

いたどりの花

茎は若いうち(葉に斑紋がある)は酸味が強いが食べられる。
根の部分は漢方薬(虎杖根)として、利尿作用が有る。

地方等では、「スカンポ」と呼ばれ子供達の遊びにも、、。
童謡の「すかんぽの咲く頃」は、昔の小学生等が通学路に
土手のすかんぽを摘みながら遊ぶ風景が旨く表現されて居ます。
※すかんぽ、すかんぽは中空で、折るとスコン、と心地よい音がし、
 かじると酸味が強いことから、すかんぽと呼ばれる、、と有る。

童謡 「すかんぽの咲く頃」
 作詞 : 北原 白秋
 作曲 : 山田 耕作

土手のすかんぽジャワ更紗(さらさ)
昼は蛍もねんねする
僕等小学尋常生(じんじょうせい)
今朝も通ってまたもどる
すかんぽすかんぽ川のふち
夏が来た来たドレミファソ


※ この歌の尋常生は、私たちの頃は「小学6年生」と
  唄っていた様に思います。

虎杖(いたどり)の食べ方


水に浸け置き(灰汁抜き)
下処理は、たっぷりの水に一昼夜浸けて置き、酸味と
灰汁抜きをします。
ピューラーで茎の下側からゆっくり剥いていく。
遣り過ぎると直ぐ、中空の部分まで達するので、注意を。
先端の5Cm位は、山菜(蕗の薹、筍など)の天ぷらが美味。

山菜の天ぷら

いたどりの天ぷら 

蕗の薹の天ぷら

他の茎の部分は、1Cmくらいに切り煮物として使う。


最初にサッと炒め、甘辛だしで含め煮にする。
くれぐれも、サッと炒めサッと煮る(茹でる)遣り過ぎに注意を。

いたどりの含め煮
亦、刻んだ物を茹でて冷まし、マヨネーズ、醤油、七味等で和え
花かつをを掛け、おつまみにしても旨い。(少し酸味は有る)

蕗の薹の和えもの

今日の1句(俳人の名句)
 
虎杖や到来過て餅につく          小林 一茶

山陰に虎杖森の如くなり          正岡 子規

いたどりの一節(ひとよ)の紅に旅曇る   橋本多佳子






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