令和3年8月(日)
豇 豆(ささげ) : 十六ささげ
マメ科の一年草、蔓性と矮性があるなど品種も大変多い。
「ささげ」は、「捧げる」の意味で、豆の莢が始め上を
向いて伸びるのでこの名が付いたという。
細く長い莢を結ぶ豆で、葉も見も小豆に似て、小豆より
やや大きい。
十六豇豆は、長さ30~80cmと長く若い莢を食べる。
莢の最も長い品種を十六豇豆、十八豇豆、長豇豆という。
若い莢は煮付けて食べるが、熟した白、黒、茶、赤褐色
などの豆は、乾して食用とし、煮豆や菓子の原料の餡に
したりする。
亦、皮が裂けにくいため、慶長事の赤飯に炊き込む。
私の母は静岡の出身で、盆の時期になると胡瓜、茄子で
牛、馬等を作る時に十六豇豆を飾りつけに使用していた。
亦、盆の3ケ日に仏前に供える食事にも里芋と豇豆の煮物
を添えていた。
その所為か、私もこの十六豇豆は大好きで今もカミさん
に所望する。
胡麻和え、茹でたのを生姜醤油で、芋等と煮物等々、、
十六豇豆が地元(愛知)の伝統野菜(一宮市)である事
を知らなかった。
スーパーの店頭に十六豇豆が並んでいた。
今日の1句
仏前に母の十六豇豆かな ヤギ爺
ゴマの香りもしてくるようです。