遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

おぼろ月夜

2019-04-24 16:05:43 | 日記
平成31年4月24日(水)

朧 月 : おぼろ月、朧月夜

朧に霞んだ春の月、薄絹のベールに包まれた様な
柔らかな、甘く霞んだ感じである。

先日、ラジオから懐かしい童謡が流れていた。
「名の花畑に入日薄れ、見渡す山の端、、、、」
「朧月夜」である。
何だかホットする、郷愁の在るメロデイである。

小学校唱歌ではあるが、、、この季節になると
色々な場所で歌われている。

「歌声サロン」という、催しが在った。
ひと昔前の「歌声喫茶」をそのままステージに移し、
ソングリーダーと伴にピアノ伴奏だけで皆で唄う。
童謡、抒情歌、ロシア民謡、シャンソン、懐メロ
ポピュラーなど、、、。
毎月1度、市内の文化小劇場を巡るこの催しが
昨年の夏を最後に終了した、、、、。
とても残念である。

おぼろ月夜  小学校唱歌1914年(大正3年)

 作詞 : 高野 辰之、作曲 : 岡野 貞一





1)菜の花畠に 入日うすれ

  見渡す山の端 かすみ深し

  春風そよ吹く 空を見れば

  夕月かかりて 匂ひ淡し


2)里わの火影も 森の色も

  田中の小径を 辿る人も

  蛙の鳴く音も 鐘の音も

  さながら霞める おぼろ月夜



1914年、尋常小学校唱歌に初出、1948年
(昭和23年)小学校教科書に載る。
詞を作った高野辰之は、長野県豊田村に生まれ、
飯山市の小学校教師の頃、菜種栽培が盛んなこの
地で、一面に広がる菜の花畑を見この詩を作った。


今日の1句

おぼろ月見知らぬ郷を思ひけり    ヤギ爺


  


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