1位 M.ウェーバー レッドブル・ルノー
2位 F.アロンソ フェラーリ
3位 S.ベッテル レッドブル・ルノー
4位 M.シューマッハ メルセデスGP
5位 J.バトン マクラーレン・メルセデス
6位 F.マッサ フェラーリ
7位 A.スーティル フォースインディア・メルセデス
8位 R.クビサ ルノー
9位 R.バリチェロ ウイリアムズ・コスワース
10位 J.アルゲルスアリ トロロッソ・フェラーリ
スペインGPです。優勝したのはウェーバー、今シーズン初のポール・トゥ・フィニッシュのウィナーです。スタートを卒無くこなしたウェーバーは、ファステスト・ラップを重ね理想的な逃げ切りパターンでチェッカー。過去を振り返ると、ウェーバーはデビュー戦で5位に入賞し、一躍注目される存在となりましたが、暫くは鳴かず飛ばずで表彰台には登れるものの、優勝するまでには至らないという状態が続きました。ところが昨シーズンに移籍してきたチームメイトのベッテルに触発される形で才能を開花、ドイツGPでは悲願の初優勝を成し遂げました。1980年のチャンピオン、アラン・ジョーンズ以来(その前にはジャック・ブラバムという大先輩もいますけどね)となるオーストラリア期待の星、いぶし銀の今後の活躍に期待しましょう。さて、チームメイトのベッテルですが、今回は苦しいレース展開を強いられました。序盤2位を走行するも、タイヤ交換の際、ハミルトンに先行されてしまいます。終盤にはコースアウト、更にアロンソにも先行されてしまいました。しかし、その後2番手を走行していたハミルトンがタイヤトラブルによりコースアウト、クラッシュ!これにより順位が繰り上がって、何とか3位表彰台に滑り込むことができました。終盤、ベッテルはブレーキトラブルを抱えながら走行していた訳で、コースアウトしたのはそれが原因でしょう。ピット・ストップの際にブレーキがダメージを受けていることを確認したクルーは、走行を続けることのリスクが大き過ぎるということで、ベッテルにレースをリタイアするよう指示を出していました。ベッテルは無線でリタイアは本当に必要なことなのかどうか聞きましたが、満足な返事が返ってこなかったので、そのまま走行を続けることにします。かくして、ベッテルはブレーキのバランスを大きくリア寄りに調整することで、レースを完走することが出来ました(ステアリング上のスイッチでブレーキのバランスの調節ができる様になっています)。ドライバーの安全を考えた場合、クルーの判断は至極まっとうであると思います。しかし、ブレーキの調整により執念の表彰台をゲットしたベッテル。こういうところが、クルーのモチベーションを上げさせている要因なのでしょう。「コイツの頼みなら全力で応えてやれる!」みたいな。シーズン終盤、ドライバーズタイトル争いが佳境に入った時、このポイントが思わぬ効力を発揮するかも知れませんね。
2位 F.アロンソ フェラーリ
3位 S.ベッテル レッドブル・ルノー
4位 M.シューマッハ メルセデスGP
5位 J.バトン マクラーレン・メルセデス
6位 F.マッサ フェラーリ
7位 A.スーティル フォースインディア・メルセデス
8位 R.クビサ ルノー
9位 R.バリチェロ ウイリアムズ・コスワース
10位 J.アルゲルスアリ トロロッソ・フェラーリ
スペインGPです。優勝したのはウェーバー、今シーズン初のポール・トゥ・フィニッシュのウィナーです。スタートを卒無くこなしたウェーバーは、ファステスト・ラップを重ね理想的な逃げ切りパターンでチェッカー。過去を振り返ると、ウェーバーはデビュー戦で5位に入賞し、一躍注目される存在となりましたが、暫くは鳴かず飛ばずで表彰台には登れるものの、優勝するまでには至らないという状態が続きました。ところが昨シーズンに移籍してきたチームメイトのベッテルに触発される形で才能を開花、ドイツGPでは悲願の初優勝を成し遂げました。1980年のチャンピオン、アラン・ジョーンズ以来(その前にはジャック・ブラバムという大先輩もいますけどね)となるオーストラリア期待の星、いぶし銀の今後の活躍に期待しましょう。さて、チームメイトのベッテルですが、今回は苦しいレース展開を強いられました。序盤2位を走行するも、タイヤ交換の際、ハミルトンに先行されてしまいます。終盤にはコースアウト、更にアロンソにも先行されてしまいました。しかし、その後2番手を走行していたハミルトンがタイヤトラブルによりコースアウト、クラッシュ!これにより順位が繰り上がって、何とか3位表彰台に滑り込むことができました。終盤、ベッテルはブレーキトラブルを抱えながら走行していた訳で、コースアウトしたのはそれが原因でしょう。ピット・ストップの際にブレーキがダメージを受けていることを確認したクルーは、走行を続けることのリスクが大き過ぎるということで、ベッテルにレースをリタイアするよう指示を出していました。ベッテルは無線でリタイアは本当に必要なことなのかどうか聞きましたが、満足な返事が返ってこなかったので、そのまま走行を続けることにします。かくして、ベッテルはブレーキのバランスを大きくリア寄りに調整することで、レースを完走することが出来ました(ステアリング上のスイッチでブレーキのバランスの調節ができる様になっています)。ドライバーの安全を考えた場合、クルーの判断は至極まっとうであると思います。しかし、ブレーキの調整により執念の表彰台をゲットしたベッテル。こういうところが、クルーのモチベーションを上げさせている要因なのでしょう。「コイツの頼みなら全力で応えてやれる!」みたいな。シーズン終盤、ドライバーズタイトル争いが佳境に入った時、このポイントが思わぬ効力を発揮するかも知れませんね。