
仲の良い近所の婆ちゃんと隣の小娘。2015年12月の風景
朝、食卓でコーヒーを飲んでいると、ドタンと大きな音。
見に行くと仏壇の前にカミサンが転んでいる。
脚立に登って仏壇の上の埃を拭いていて落ちたらしい。
線香立ての器が転がり灰が畳に散らかっている。
箱にしまってある線香、ローソクも散乱。
カミサンに大きなダメージはないと直感する。
「これは掃除機で吸わせれば大丈夫、足の折れた小机はボンドでくっつけられる」
「あんた、人間の方が大事やろ~、私、今、転んでるねんで!」
「よし、立ち上がれるかどうかオレの腕に捕まってみろ」
すんなり立ち上がる。
「そやけど、足、膨れてくるか分からへん」
「状況によって病院へ行く」
結局、特異な変化はなかった。
カミサンは以前、庭で転んで腕の骨を折り、骨をボルトで金具に固定するという前科がある。
あの時は、参ったよ。
それがまた転倒だ。
事故の多い奴だが、それは動いてくれている結果でもある。
同時に加齢に伴うバランス能力、脚力衰退の結果でもあろう。
夫婦の歳を実感したりもする。
まあ、今回は大事にいたらず助かった。
気の急く12月、皆さんも気をつけてください。