田舎人の徒然日記

退職後を故郷で暮す1948年式男の書き散らし

あなたも父上のような

2019-10-26 | 日々の暮し

今朝、スズメが二羽、隣の屋根にいた(画像クリックで拡大)

 以前に読んだ小説の最後の一行がふと思い浮かんだ。
 作者もタイトルも思い出せない。
 概略は次のようなものだ(正確ではないが)。

 彼の父は病弱で臥せっていることが多かった。静かな人で強く意を主張することがなく「出世」もしなかった。彼は武士の子としてそのような父を尊敬することができない。やがて父は他界する。彼は自分の将来と家を支えるため某役所の採用試験を受ける。超狭き門で彼は必死に勉強した。その甲斐あって目出度く合格する。その頃には母も病の床についていた。彼は母の枕元に座り意気揚々と合格したことを伝える。すると、母は微笑みながら言った。
 「よかったですね。あなたも父上のような立派な人におなりなさい」

 小生もカミサンにそう思ってもらいたいが・・・絶対無理だ。