3Dプリンターの造形物が潰れる問題は、Jの思い込みから来るミスでした。
高速機には高速レジンを使わないとダメなんですね。
(冬場の場合は室温とレジンの温度も上げておくことが条件ですが)
コストばかり考えて通常のレジンからスタートしたために思考の迷宮に迷い込みました。
初めから8Kレジンをメーカーデフォルトのパラメーターで印刷すれば普通に造形出来たみたいです。
先ほど検証の為、潰れてしまう所に造形物が出来るように配置して
デフォルトのパラメーターの積層ピッチとベースの枚数だけ増やしたのみの印刷を行いました。
以下画像の結果です⤵
中央は潰れないので基準として配置、後は大抵が潰れる場所。
レイヤーの高さを0.025、初期層の数を5枚に変更したのみ後はデフォルトの数値。
アンチエイリアシングのボカシ効果などは全てオフです。
データを送信して印刷開始。
50分後、印刷が出来ました、脱落も無し。
水洗い後、いつものように潰れていません。
照射時間は2秒、潰れなく印刷出来ています。
四隅の潰れが無いのは初めてです。
照射時間を4~6秒とかで印刷していたのでUVを当てすぎて太ったみたいです。
2秒でちゃんと印刷出来てます。
左が今までの印刷結果、右がメーカーのほぼデフォルトパラメーターでテスト印刷したもの。
最初に通常レジンを使ったのがそもそもの間違いでした。
この機械を使うならレジンコストは覚悟の上で買う必要があるという事ですね。
Jは少しでもレジンのコストを抑えようとしたためにパラメーター迷宮に迷い込みました。
最初から温めた8Kを使えばなんの問題もなく印刷が可能だったのだと思います。
メーカーさんに「光源の問題ではないのかと」連絡する前に
もう一度原点に戻ってテストしてよかったです。
なので機械も正常でパラメーターも十分なパフォーマンスを発揮していたのですが
使う側の人間のスキルと経験が無さ過ぎただけでした。
いまもう一つのテストパターンを印刷中で、もしそれがちゃんと印刷出来たら
コストが高かろうが機種にあったレジンを以後、購入します。