トライランダーの蔵出し写真館 第2号

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駅と駅前風景22 北剣淵

2013-06-26 22:36:00 | 
前回の士別駅の南隣りの駅が国鉄時代は仮乗降場であった北剣淵駅である。士別はそれなりの市街地であるが、南へ僅か3.7Kmしか離れていない隣駅では周囲の光景が一変する。



極寒冷地の北海道であるが故に残ったとでもいうべき駅舎。待合室と言ったほうが適切だろうか。そこには駅の看板すらなく、一見物置にしか見えない。しかも、屋根が一部損壊している。暖地であれば間違いなく撤去されているだろう。


恐ろしく老朽化した駅舎内。一応ベンチもあり、床は木張りであるだけまだここよりもまし、と思ったが、足を踏み入れるとミシミシいっており、今にも崩壊しそうである。


普通列車でさえ一部は通過、旭川方面が3本、士別方面が4本しか停車しない。


ちょうど士別方面から快速列車がやってきた。


木製のホームを横目に、颯爽と通過していく。


駅名標だけは立派である。JR北海道・JR東海・JR西日本・JR四国ではどんな小駅でも統一デザインの駅名標である。JR九州や東日本とは対照的である。


ちょうどホームの端に立って、駅入り口を眺める。ホームと待合室とはかなり離れている。赤い車は今回借りたレンタカー。



駅前から東西を眺める。東側は鉄道防風林で囲まれ、西側は農村集落があり、人家が皆無というわけではない。
秘境駅と言われるが、国道40号からは1.5Km程度の距離で、車でのアクセスは便利である。

○基礎データ
所在地 北海道上川郡剣淵町藤本町
路線 北海道旅客鉄道 宗谷本線
開業 1959年11月・1987年4月正式な駅となる。
乗り入れバス路線 近隣に「12線14号」停留所有。
乗客数 2名(1992年)
無人駅
訪問日 2012年10月13日