終着駅シリーズ、前回の甘木鉄道甘木駅に続いて、至近にあるもう一つの甘木駅、西鉄の甘木駅を紹介する。
西鉄の甘木駅は、国鉄・甘木鉄道の甘木駅に先立つこと16年、1921年に開業した。当時は三井電気軌道の終着駅で、軌道であったから「甘木停留所」と言った方が適切であろうか。しかしながらこの甘木駅が「初めての」甘木駅ではなく、更に13年さかのぼる1908年に朝倉軌道の甘木駅が、現在の甘木バスセンター付近に開業している。甘木に乗り入れた鉄軌道としては朝倉軌道、両筑軌道(朝倉軌道の甘木駅に乗り入れ)に次いで3つ目となる。
駅舎は1948年に昇圧、大牟田線との直通運転開始時に建てられた物と思われる。国鉄との連絡運輸の取り扱いは無かったのか、「西鉄甘木駅」と改称させられることもなく、甘木鉄道同様、単に「甘木駅」を名乗る。
駅前広場も無く、構内も必要最小限の広さしかないコンパクトな造り。甘木線内の途中駅では唯一自動改札機を備えるが、乗降人員は北野駅に次いで線内2位である。
改札を出るとすぐホーム。島式1面2線で、一応頭端式であるが先端にスロープやトイレが設けられ、頭端式という印象は薄い。
駅を背に立ち、左側を眺める。この交差点を左に曲がると、甘木鉄道甘木駅に通じる。右側には西鉄甘木駅バス停があるが、バスと電車の乗継は殆ど考慮されていない。
上の写真を左に曲がった所、青い標識の奥が甘木鉄道甘木駅である。
○基礎データ
所在地 福岡県朝倉市甘木
路線 西日本鉄道甘木線
開業 1921年12月
乗り入れバス路線 甘木観光バス 朝倉市内循環
乗降客数 1449人(2011年)
有人駅
訪問日 2013年5月18日
西鉄の甘木駅は、国鉄・甘木鉄道の甘木駅に先立つこと16年、1921年に開業した。当時は三井電気軌道の終着駅で、軌道であったから「甘木停留所」と言った方が適切であろうか。しかしながらこの甘木駅が「初めての」甘木駅ではなく、更に13年さかのぼる1908年に朝倉軌道の甘木駅が、現在の甘木バスセンター付近に開業している。甘木に乗り入れた鉄軌道としては朝倉軌道、両筑軌道(朝倉軌道の甘木駅に乗り入れ)に次いで3つ目となる。
駅舎は1948年に昇圧、大牟田線との直通運転開始時に建てられた物と思われる。国鉄との連絡運輸の取り扱いは無かったのか、「西鉄甘木駅」と改称させられることもなく、甘木鉄道同様、単に「甘木駅」を名乗る。
駅前広場も無く、構内も必要最小限の広さしかないコンパクトな造り。甘木線内の途中駅では唯一自動改札機を備えるが、乗降人員は北野駅に次いで線内2位である。
改札を出るとすぐホーム。島式1面2線で、一応頭端式であるが先端にスロープやトイレが設けられ、頭端式という印象は薄い。
駅を背に立ち、左側を眺める。この交差点を左に曲がると、甘木鉄道甘木駅に通じる。右側には西鉄甘木駅バス停があるが、バスと電車の乗継は殆ど考慮されていない。
上の写真を左に曲がった所、青い標識の奥が甘木鉄道甘木駅である。
○基礎データ
所在地 福岡県朝倉市甘木
路線 西日本鉄道甘木線
開業 1921年12月
乗り入れバス路線 甘木観光バス 朝倉市内循環
乗降客数 1449人(2011年)
有人駅
訪問日 2013年5月18日