乙女の靴音

    
    〜 一歩・二歩・山歩 〜

  
          

湖東三山自然歩道ハイク

2015-11-23 | ウォーキング
11/21(土)滋賀県屈指の紅葉スポット



昨夕、北九州新門司港からフェリーに乗船、大阪南港着
今朝はこんなところに



高速道路やサービスエリア 誕生の地
名神高速道路「大津サービスエリア」



びわ湖や比叡山も望める
カップルにぴったりの「恋人の聖地」で
ちょっと一服



ツアーバスは湖東三山自然歩道へ

湖東三山とは琵琶湖の東側に位置する
天台宗の寺院三ヶ寺(西明寺・金剛輪寺・百済寺)の総称
自然の紅葉と日本建築の美が融合した名所旧跡

比叡山の影響を受け、一千有余年の歴史があり
また、それぞれ同じような栄枯盛衰を繰り返し
いずれも重要文化財を豊富に有する古刹を
辿りながらのハイキング

四季百彩にに包まれた「地上の天国」と呼ばれる
百済寺(ひゃくさいじ) から
ガイドの田中さんの案内で入山スタート



近江最古級の古刹、約1400年の法灯

寺伝によると推古天皇の時代(606年)
聖徳太子が百済人のために百済の寺を模して創建
鎌倉時代には1300人の僧が暮らした
巨大な寺院となっていたが
1573年の信長の焼討を受け地上の天国は惜しくも消失

樹齢千年の菩提樹



近江の歴史舞台を一望する
天下遠望の名園「喜見院の庭園」



参道の長い石段



文豪、五木寛之さん願掛けの二天門の大きなわらじ
これからの日本人の生き方を書いた
「下山の思想」を推奨するガイド



本堂(国宝)拝観





下山して1キロくらいバス移動
9:40 名神高速に沿ってハイキング開始
この辺りは近江温泉



次の金剛輪寺までは 6.5km
長閑な田園風景のなかに「クレフィール湖東」
異様に映るなか



天高くシックに彩る「メタセコイア」を仰ぐ
生きた化石と呼ばれ
山主の境界にこのメタセコイヤを植栽する習慣など
日本の山文化の小話に頷き



宇曽川上流に設置された「ロックフィルダム」を望みながら



上蚊野の依智秦氏(エチハタウジ)古墳公園を通って



金剛輪寺(こんごうりんじ)に到着



先ずはこちらでのランチ「天ぷらうどん」
これが天ぷら大盛りで食べるのに一苦労



奈良時代に聖武(しょうむ)天皇の勅願により



行基が開山した天台宗の巨刹



年に三回はかけ替えられるという
風車をお供えした「千体地蔵尊」



本堂の周りの
有名な「血染めの紅葉」
今年は仄かに燃えているようだ







焼失の難を免れた国宝の本堂大悲閣には
阿弥陀如来坐像、不動明王、毘沙門天増立像、十一面観音、四天王像等
重文多数の秘仏が展開され圧巻





艶々の「十両」別名ヤブコウジ



さらに上がると
奥にはひときわ大きい三重塔



山門には三本の筋壁
白い筋の数は寺院の格を示すもので
五本ある最上位は皇室関係の門跡寺院だそうです



いよいよ、最後になる西明寺を目指して3kの道程
途中、古い集落に「斧磨」さて、何と読む?
との疑問に答えるために解説板の設置となったそうです



正解は「ヨキトギ」ヨキとは斧の小ぶりな道具
使ってキレが落ちると研ぐということを
磨ぐともいうことらしい・・・



この辺りから山道へ



杉林に入るとテープを巻かれた光景
シカ除けに効果があるらしいが



山中を抜け西明寺(さいみょうじ)入山



可憐な天然記念物指定「不断桜」



蓬莱庭は薬師如来、日光、月光の三尊仏を表す立石
十二神将を表す石組や
折鶴の形をした鶴島と亀の形をした亀島があり



近江路随一ともいわれる国の名勝





本堂は国宝第一号に指定
秘仏本尊薬師如来など多くの重文が安置され
特に頭に十二支の動物の顔を乗せた「十二神将」が人気
堂内での楽しい解説に多くの観光客は自分の干支を探して礼拝



奥には三重塔



天気も上々の湖東三山の寺巡り紅葉ハイキング
どこのお寺も見所満載で燃えるような秋景色を堪能



旅の一夜は雄琴温泉「ことゆう」
天然温泉スパリゾートでゆったりと温泉満喫







     明日の比叡山に向けて・・・









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