乙女の靴音

    
    〜 一歩・二歩・山歩 〜

  
          

四国八十八ヶ所巡礼 ~発心の道場~(20-23番)

2013-06-07 | 四国巡礼
6/2(日)早くも四回目

前回と同様の行程で
3日、早朝5時過ぎ松山観光港からバスドライブ約5時間
ところは徳島県勝浦郡勝浦町生名

第20番札所 鶴林寺からスタート

標高570m、歩き遍路には阿波、最大級の難所
バス遍路も上り坂を歩き出すと



清々しい佇まいの山門から
参道の苔の光に導かれ



寺伝に出てくる地蔵尊を守護していた雌雄の白鶴



阿吽のお鶴さんに合掌し
参拝の感謝を.....

ここでは希望者には鶴の御朱印を押してもらえる



那賀川という清流沿から



第21番札所 太龍寺

阿南市加茂谷龍山の山麓から「太龍寺ロープウェイ」で10分の空中散歩
川を越え、山を越え、標高 600mの山寺へ



大師が19歳のときに山岳修行した場所「捨心ヶ岳」の岩上に注目
「求聞持修行大師像」が高野山の方角に向かって鎮座



境内には古刹の霊気が漂い



大伽藍の壮大なスケールは『西の高野』と称され



老杉の並木が天空にそびえる



瑞々しい青葉に



絵のように花香る



納経所の横に竜の天井絵が睨み
古のときが流れる



下山のロープウェイに揺られ
那賀川の流れを真下に急降下して
鷲の里観光物産センターで昼食後



第22番札所 平等寺

すべての衆生を平等に救済するために寺名となり
厄よけ寺と知られ
開運の井戸の霊水は鏡の井戸と呼ばれ万病に効くとか、、、



手水場では紫陽花の水中花に和む



23番札所 薬王寺

厄除根本御祈願所で全国的に有名なお寺



男坂・女坂は「厄除け坂」でもあり
一段ごとにお賽銭を置いて厄落としを願うようだ



瑜祇塔まで61段の「還暦厄坂」を一気に駆け上って
厄払い?



遠く日和佐の海と城が望まれ
好天の兆しに心踊る



ここで「発心の道場」阿波二十三ヶ寺を打ち終え
歩き遍路を見送ると



いよいよ、修行の道場へ約78キロのドライブとなる
日和佐の大浜海岸は海ガメの産卵地
高知県入りの前に途中にある
別格霊場第4番の鯖大使本坊に参拝



鯖にまつわる霊験が伝わり
鯖を3年間絶ってご祈念すると願い事が叶い病気が治り
幸福になれるという
いつしか人々に鯖大師と呼ばれている



今回もツアーの方々から食べきれないほどの
沢山のお接待を頂いたが
ここでも「野根まんぢう」が配られた

このあとは室戸岬への国道55号線を南下
約、78kの道程は歩き遍路と同じコースとなり
ひたすら歩くだけの修行の道場が続く
数人の姿があり車窓からエールを送る一方
遍路本来の姿に羨ましくもあった...

眼前に迫るマリンブルーの太平洋に歓声を上げ



室戸阿南海岸国定公園のエリアを
ゴルファー尾崎兄弟の出身地である宍喰町を経て
東洋町へ
美しい白浜海岸の
生見サーフィンビーチはサーフスポット
波に乗るサファーの群れが飛び跳ねる



果てしなく続く青い海と空
室戸海洋深層水アクア・ファームを過ぎ
室戸岬からの雄大な絶景に迫りながら
岬山頂部の本日の宿坊、四国霊場24番札所の最御崎寺に向け
高度を上げると到着



まず、金剛杖の先を洗い清め(水の中に浸けてはならない)タオルで拭き
合掌して宝号を上げ、お礼の言葉を述べて行を終える 17:40

部屋割りは四人部屋を二名でゆったり
早速、お風呂を済ませ
18:30夕食だが、指定時間前に既に開始されていて
唖然としながらビールで乾杯!
土佐の名物である鰹のタタキ、皿鉢料理など地元の食材が
ふんだんに並んで普通の旅館と変らない



ときの過ぎ行くままに会話を楽しんだら早めの就寝


          おやすみなさい。。。合掌





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2 コメント

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季節の中で (Junebride)
2013-06-11 21:56:38
初巡礼の頃からすると景色は完璧に夏模様ですね。
鮮やかすぎる緑と紺碧の空と海。これだけでも心が顕れます。
回を重ねるごとにお遍路さん達が若返っています。気のせいでしょうか。
龍馬と「土佐鶴」で一献。
返信する
淡麗辛口 (お龍)
2013-06-12 12:56:11
慣れてきて気も緩みとても和やかな雰囲気になって
来ましたが、それに伴ってお酒の量も...
たぶん、そのせい?

龍馬も
『人生で心を開くのは、ただ酒があるばがりだ』と
土佐の地酒はひとことでは語れないようですね。
返信する

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