みなさんこんばんは。
コラリー用メインシャシー作成ですが、順調に進捗しています。
まず、カーボン加工で一番厄介なのは穴あけだと思います。
新品ドリルでも普通のだと1個目はよくても2個目からもう
穴あけ性能がガタ落ちになったりして、いつもドリルを消耗
品として扱っていました。
そこで、今回購入したNACHI(不二越)製のアクアドリルは
母材が超鋼(カーバイト)材でありながら、アクアコートと
呼ばれる青いコーティングが施されていて、お値段も
一本あたり3000円くらいする高価なドリルです。
以前から超鋼ドリルは折れやすいとか、使いづらいとか
聞いていたので少し及び腰だったのですが、思い切って
購入して使ってみると、さすがになかなかお値段なりの
モノであると実感できました。
まず、カーボン材でもピンバイスに取り付けて手もみで
穴あけを実施してみると、約50回転もさせれば2.4㎜厚
さを貫通することができました。これはたぶん凄い。
そして、通常の電動ドリルに装着して穴あけすると、
FRP材のように簡単に穴あけができる。
しかし、通常の電動ドリルだとどうしても電動ドリル本体
重量が大きいせいか、ドリルの穴あけ位置精度がうまく
出せません。
そこで次にリューターに取り付けてみたところ、さすがに
トルク不足でなかなか穴あけが進まないものの、ドライ
状態で1分くらい連続で穴あけ作業をした直後にドリル
先端部を触っても、全く熱くありません。
これはもともとドライ加工対応のドリルであるのは知って
いたのですが、ここまで発熱しないとは驚きです。
これなら長時間の作業でドリル先端が熱でなまされて
穴あけ性能が落ちるといった問題が発生しないのも
うなずけるところです。
このドリルに小型軽量で高トルク低回転の電動ドリル
ないしは電動ドライバを組み合わせれば、更に簡単に
穴あけ作業ができそうです。
いずれにしても、このアクアドリルのおかげで、ようやく
カーボン材への穴あけ加工に対してのネガティブな
印象を拭い去ることができそうです。
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