燃えるフィジカルアセスメント

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ケース追加検査結果その1

2019-12-26 | 勉強会
みなさん、こんにちは。
 
 
 
学生A:追加の検査結果を下記に示します。
 
血清フェリチン5,900 ng/mL (基準値 10-240 ng/mL)
 
可溶性IL2レセプター抗体 12,000 U/ml 
 
IgM型抗A型肝炎ウイルス抗体:陰性
 
B型肝炎HBs抗原:陰性
 
C型肝炎ウイルス抗体:陰性
 
IgM型抗CMV抗体:陰性
 
VCA-IgM抗体:陰性:VCA-IgG抗体:陽性:EBNA抗体:陽性
 
HIV抗体:陰性
 
QuantiFERON-TBアッセイ:陰性
 
 
 
徳田:血清フェリチンと可溶性IL2レセプター抗体の著増がありますので、血球貪食症候群がほぼ確定ですね。
 
次に、骨髄穿刺と生検を行って、血球貪食症候群の確定に加え、リンパ腫の診断、粟粒結核の除外、という3つの目的を同時に行うことができます。
 
QuantiFERON-TBアッセイ検査陰性でも粟粒結核は否定できません。
 
 
 
 
写真 日本料理はイタリア料理に次いで人気あり

 

 

 

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