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その他の食道の病気・パート3

2019-02-21 | 勉強会
 
皆さん、こんにちは。
 
 
partスリーですね。
 
 
食道裂孔ヘルニアとアカラシアについてみていきましょう。
 
 
ヘルニアは多いですがアカラシアは稀です。
 
 
そのためアカラシアは診断の遅れがよくあります。
 
 
気をつけましょう。
 


食道裂孔ヘルニア


加齢、肥満、妊娠、亀背など腹圧が上昇する状態によりヘルニアの発生が助長される。


①  滑脱型(sliding)、②  傍食道型(paraesophageal)、③  混合型に大別される。


滑脱型が90%以上を占め、その5~10%に逆流性食道炎の合併がみられる。



食道アカラシア


下部食道噴内部(lower esophageal sphincter:LES)の弛緩不全によって、食道の通過障害や異常拡張などを認める機能的疾患である。


アカラシアの診断は食道造影や内視鏡検査により比較的容易である。


造影所見より、紡錘型、フラスコ型、S状型に分類される。


下部食道の狭窄で食物やバリウムの通過障害を認めるものの、内視鏡での狭窄部通過は可能であり、内視鏡だけでは軽度のアカラシア症例の診断は困難なことがある。


診断エラー的ピットフォールは、アカラシアと診断する前に噴門部癌などの器質的疾患のないことを確認する必要があること。




写真 琉球舞踊その2

 

 

 

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