みなさん、こんにちは。
今回は心疾患のうち特殊なタイプについてみてみましょう。
肺性心
右室前方拍動の触知と右室性ギャロップの聴診、下腿浮腫、肝腫大、座位または立位での外頸静脈の怒張、肝頸静脈逆流所見など
右室前方拍動の触知と右室性ギャロップの聴診、下腿浮腫、肝腫大、座位または立位での外頸静脈の怒張、肝頸静脈逆流所見など
胸部X線側面では胸骨後腔の閉塞像
心電図では肺性P(Ⅱ,Ⅲ,aVFにおけるP>3mm)
心エコーや心臓カテーテル所見(平均肺動脈圧>22mmHg)なども有用
感染性心内膜炎
弁膜症などの心臓疾患を有する患者において、一過性菌血症が起こる際に、菌が弁に付着して疣贅を形成し、ついにはその部分から菌血症を起こすもの
逆流性心雑音(新しい、または変化する雑音)の聴取に加えて、粘膜・皮膚の点状出血、爪の線状出血、オスラー結節、ジェネウェイ紅斑、眼底のロス斑、脾腫、血尿、脳塞栓、感染性動脈瘤の破裂による脳血管障害などに注意
弁膜症などの心臓疾患を有する患者において、一過性菌血症が起こる際に、菌が弁に付着して疣贅を形成し、ついにはその部分から菌血症を起こすもの
逆流性心雑音(新しい、または変化する雑音)の聴取に加えて、粘膜・皮膚の点状出血、爪の線状出血、オスラー結節、ジェネウェイ紅斑、眼底のロス斑、脾腫、血尿、脳塞栓、感染性動脈瘤の破裂による脳血管障害などに注意
緑色連鎖球菌、黄色ブドウ球菌、表皮ブドウ球菌、腸球菌などによることが多い
緑色連鎖球菌はS. sanguis、S. mutans、S. milleriなどの口腔内常在菌であり、これらによる心内膜炎はう歯、歯肉炎、抜歯などが契機となりうる。
緑色連鎖球菌はS. sanguis、S. mutans、S. milleriなどの口腔内常在菌であり、これらによる心内膜炎はう歯、歯肉炎、抜歯などが契機となりうる。
黄色ブドウ球菌による心内膜炎は急性に経過し、弁の破壊、心筋内膿瘍、心不全、房室伝導障害、遠隔転移を起こしやすい
静注薬物依存者では三尖弁が侵される
表皮ブドウ球菌は人工弁心内膜炎の、特に術後2カ月以内に起こる場合の一般的起炎菌で、術中・術直後の汚染に起因すると考えられる
膠原病疑いでの心臓所見
膠原病では心外膜炎、心内膜炎(感染性または非感染性)、肺高血圧症などを合併することあり
膠原病では心外膜炎、心内膜炎(感染性または非感染性)、肺高血圧症などを合併することあり
膠原病疑いでは、これらの疾患を念頭におき頸静脈波を観察し、注意深く聴診する
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