みなさん、こんにちは。
今回はCXR in CHFです。
特徴は肺うっ血に伴う変化です。
すなわち、肺静脈うっ血(肺静脈圧または肺毛細管圧が15 mmHg以上)です。
①肺血流の肺尖部へ再分布(redistribution)
②上肺静脈の拡大
③肺血管径の上下逆転
④間質性浮腫(肺静脈圧または肺毛細管圧20 mmHg以上): 肺毛細管圧が血漿膠質浸透圧を超えると、間質に浮腫が生じて、perihilar haze、peribronchial cuffing、perivascular cuffing、Kerley’s A、B、C linesなどの所見がみられる。
⑤肺胞性浮腫(肺静脈圧または肺毛細管圧30mmHg以上): 肺胞へ液体漏出をきたし、典型的なbutterfly~batwing shadowを呈する。
⑥胸水貯留: 左心不全に際して出現するが通常両側性である(右>左)。
まれに右側のみのこともあり。
⑦Vanishing tumor
写真 奄美の風景
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