みなさん、こんにちは。
前回の続きです。
波形について整理しましょう。
頸静脈波形:
a波増高は三尖弁狭窄症
間欠的巨大a波(キャノンa 波)は房室ブロック
v波増高は心房中隔欠損症と三尖弁閉鎖不全症、
急峻なy谷(dip)と拡張早期プラトーは収縮性心外膜炎
吸気時逆説的静脈圧上昇(Kussmaul sign)は収縮性心外膜炎
おまけ:肝頸静脈逆流(腹部圧迫テスト)
Hepatojugular Refluxです。Reflexではありません。
心不全が疑われるがあまり静脈圧が上昇していない場合(利尿剤投与後など)に、右季肋部を持続して圧迫すると、頚静脈波の高さが上昇し圧迫を解除するまで上昇し続けている現象です。
心不全へのLR+が高い所見です。
すでに頚静脈圧が上昇しているときや急性心不全で呼吸困難が強いときに行う意味はない.
写真 ある日のオヤツです
病歴と身体所見の診断学: 検査なしでここまでわかる (ジェネラリストBOOKS) | |
医学書院 |
徳田安春・公式ツイッター
https://mobile.twitter.com/yasuharutokuda
健康や医学についてのファクトと徳田安春の個人的意見をお伝えします。
マンガ「群星沖縄臨床研修センターとは?」が出ました。これで群星沖縄のすべてがわかる。毎月更新されますので、是非ご覧下さい。
好評のメルマガ「ドクター徳田安春の最新健康医学」の最新内容を厳選編集した本の最新版「知っておくと役に立つ最新医学2019」が出ました。一般の方々の役に立つ最新医学知識を満載。グローバル・スケールでの先端医学のホットな話題もわかりやすく解説。特徴はテレビや新聞より早いグローバルな情報、科学的に正確なエビデンスに基づく情報です。
健康と平和について発信する英語版ブログをスタートしました。「Wellness and Peace and Okinawa」 長寿研究で有名なDavid Itokazu先生との共同作業ブログです。
徳田安春、荘子万能の「徳田闘魂道場へようこそ」こちらポッドキャストにて配信中、是非お聴き下さい。
科学的根拠に基づく最新医学情報とグローバル・スケールでの先端医学のホットな話題を提供し、わかりやすく解説します。メルマガ「ドクター徳田安春の最新健康医学」。☆まぐまぐ大賞2018のジャンル別賞の健康部門5位に決定しました。
「こんなとき フィジカル1と2」立ち読みできます。是非どうぞ。
一般向け健康情報ブログ「総合診療医からの健康アドバイス」。こちらもご覧下さい。