疫学で疾病の頻度を記載する方法でよく用いられるものに2つの指標があります。
有病率と罹患率です。
ある時点(調査時)において全集団(全国民)の中で疾病に罹患している人の割合を「有病率」といいます。
単位人口に対する、一定期間内に新たに発生した患者数の割合を「罹患率」といいます。
表に、膠原病とその類縁疾患の有病者数と割合を示します(有病率)。
膠原病とその類縁疾患のなかでも、Sjogren症候群や全身性エリテマトーデスの有病率は比較的に高いです。
一方で、Wegener肉芽腫症や結節性動脈周囲炎の有病率は比較的に低いですね。
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写真 クアラルンプールでの学会の風景
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