みなさん、こんにちは。
今回はいよいよS3とS4ですね。
S3は、心尖部においてⅡ音の120~180 msec後に聴取される低調な音。
左側臥位でベルを用いると聴取しやすい。
通常は心不全を示唆するが、30歳以下では正常でも聴取されることがある(生理的Ⅲ音)。
その他、心室の拡張期容量負荷(左心系では僧帽弁閉鎖不全症、心室中隔欠損症、動脈管開存症など。右心系では心房中隔欠損症や三尖弁閉鎖不全症など)では、心不全がなくてもⅢ音が聴取されることがある。
Ⅳ音
S4は心尖部においてⅠ音の直前に聴取される低調性の音。
通常、心室拡張能低下がある場合の心房収縮による音。
したがって心房細動では聴取されない。
心筋梗塞、高血圧症、心筋症(肥大型、拡張型)、大動脈弁狭窄症などが基礎となることが多い。
心疾患がなくても高齢者では聴取されることがある。
写真 インドネシア大学医学部での教員向けフィジカルワークショップの風景
医師・看護師の英語論文スタイルブック (「ジェネラリスト・マスターズ」シリーズ 12) | |
カイ書林 |
徳田安春・公式ツイッター
https://mobile.twitter.com/yasuharutokuda
健康や医学についてのファクトと徳田安春の個人的意見をお伝えします。
マンガ「群星沖縄臨床研修センターとは?」が出ました。これで群星沖縄のすべてがわかる。毎月更新されますので、是非ご覧下さい。
好評のメルマガ「ドクター徳田安春の最新健康医学」の最新内容を厳選編集した本の最新版「知っておくと役に立つ最新医学2019」が出ました。一般の方々の役に立つ最新医学知識を満載。グローバル・スケールでの先端医学のホットな話題もわかりやすく解説。特徴はテレビや新聞より早いグローバルな情報、科学的に正確なエビデンスに基づく情報です。
健康と平和について発信する英語版ブログをスタートしました。「Wellness and Peace and Okinawa」 長寿研究で有名なDavid Itokazu先生との共同作業ブログです。
徳田安春、荘子万能の「徳田闘魂道場へようこそ」こちらポッドキャストにて配信中、是非お聴き下さい。
科学的根拠に基づく最新医学情報とグローバル・スケールでの先端医学のホットな話題を提供し、わかりやすく解説します。メルマガ「ドクター徳田安春の最新健康医学」。☆まぐまぐ大賞2018のジャンル別賞の健康部門5位に決定しました。
「こんなとき フィジカル1と2」立ち読みできます。是非どうぞ。
一般向け健康情報ブログ「総合診療医からの健康アドバイス」。こちらもご覧下さい。