みなさん、こんにちは。
今回は乳房と腹部のベーシックです。
乳房女性化乳房: 原因には、肝硬変、スピロノラクトンなどの薬剤性、hCG産生腫瘍、エストロゲン産生腫瘍、Kleinfelter症候群などがある。
しかし、特発性も多い。
乳汁分泌: ドーパミン遮断薬(抗精神病薬など)の内服、甲状腺機能低下症(TRHがPRL分泌刺激 . . . 本文を読む
皆さん、こんにちは。
今回は笛様音です。
臨床現場では、ウィーズと書かれることが多いです。
基本的に、呼気に聴取される連続性呼吸副雑音。
喘息発作時などに聴取される笛様音の強度をJohnsonは下記のように分類しました。
Ⅰ度:強制呼気時のみ聴取
Ⅱ度:平静呼気時も聴取
Ⅲ度:平静呼吸で呼気・吸気とも . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
今回は打診と聴診ですね。
それではみてみましょう。
❶肺気腫では打診上全肺野で過共鳴音または鼓音を呈し、呼吸音の減弱を特徴とする。
❷著明な呼吸音の減弱は全肺気量が期待値の150%前後に達した指標となり得る。
❸COPDにおける呼吸副雑音:断続性副雑音(crackl . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
今回はアドバンスド編です。
それではみてみましょう。
ポンプの把っ手運動の消失
正常な呼吸性胸郭運動は、側方から観察すると第1肋骨と鎖骨および胸骨柄の接合部を支点とする下部胸郭のポンプの把っ手様の動きとして捉えられる。
閉塞性障害の高度化に伴いこの動 . . . 本文を読む
皆さん、こんにちは。
前回の続きです。
頸部の視診、そして右心室の触診です。
呼気時に認められる頸静脈怒張
COPD患者では、呼気時に怒張し吸気時に虚脱する外頸静脈の怒張が観察される。
この所見は閉塞性肺機能障害に基づく吸気・呼気時の胸腔内圧の大きなスイングを反映する。
. . . 本文を読む
皆さん、こんにちは。
今回からは、COPDのフィジカルと呼吸機能の関連データを整理しました。
それでは、みてみましょう。
① 気管短縮
胸骨柄上縁より甲状軟骨下端までの距離は健常成人の場合3~4横指です。
COPD患者ではこの距離が1~2横指程度に短縮します。
この所見が陽性の場 . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
今回は気胸です。
重要項目を下記にまとめました。
頻脈。
患側胸郭の動き低下、肋間腔開大、打診上の鼓音、呼吸音減弱または消失を示す。
上記に加えて、著明な頻脈、ショック、チアノーゼでは、緊張性気胸を疑う。
軽度の気胸では、身体所見で異常が明らかでな . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
今回は心疾患のうち特殊なタイプについてみてみましょう。
肺性心右室前方拍動の触知と右室性ギャロップの聴診、下腿浮腫、肝腫大、座位または立位での外頸静脈の怒張、肝頸静脈逆流所見など
胸部X線側面では胸骨後腔の閉塞像
心電図では肺性P(Ⅱ,Ⅲ,aVFにおけるP>3mm)
心エコーや . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
自分の耳にあった聴診器を選びましょう。
外耳道にフィットするかどうかについて、最も大切な部分はear pieceです。
では、みてみましょう。
低調の音はベルで
左側臥位にすると増強する。
疾患によっては動的聴診(dynamic . . . 本文を読む