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COPDの疑いにおける打・聴診

2019-07-09 | 勉強会
 
みなさん、こんにちは。
 
 
今回は打診と聴診ですね。
 
 
それではみてみましょう。



❶肺気腫では打診上全肺野で過共鳴音または鼓音を呈し、呼吸音の減弱を特徴とする。

❷著明な呼吸音の減弱は全肺気量が期待値の150%前後に達した指標となり得る。

❸COPDにおける呼吸副雑音:断続性副雑音(crackles)は病態によりそれぞれ特徴かある。


呼気性と吸気性があり、前者は気道内の分泌物の存在を、また後者は気道の開口音 opening soundsを反映する。


吸気性断続性副雑音にはearly inspiratory(吸気初期)、early-to-mid inspiratory(吸気初期・中期)とがある。


前者は肺気腫患者に聴取され、吸気のごく初期に2~3個の小さな断続性副雑音として聴かれ口に放散するのが特徴的。

これはFEV1.0が期待値の35%以下のときに聴取される。


後者は軽度の気管支拡張症の合併を反映して慢性気管支炎患者で聴取される。

その特徴は吸気終末に向かうに従いdecrescendoに消退する。




写真 鹿児島の風景

 

 

僕たちが医者になるまえに
 
カイ書林

 

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