みなさん、こんにちは。
今回は乳房と腹部のベーシックです。
乳房
女性化乳房: 原因には、肝硬変、スピロノラクトンなどの薬剤性、hCG産生腫瘍、エストロゲン産生腫瘍、Kleinfelter症候群などがある。
女性化乳房: 原因には、肝硬変、スピロノラクトンなどの薬剤性、hCG産生腫瘍、エストロゲン産生腫瘍、Kleinfelter症候群などがある。
しかし、特発性も多い。
乳汁分泌: ドーパミン遮断薬（抗精神病薬など）の内服、甲状腺機能低下症（TRHがPRL分泌刺激）など、PRLが増加する病態。
乳房の発達不良、萎縮: 性腺機能障害。
腹部
視診：手術創、腹壁静脈怒張、腹壁ヘルニア、拍動などに注意
聴診: 打診や触診で腸蠕動音が変化するので、聴診を先に行う。
正常腸雑音にはばらつきがある。
金属音は機械的腸閉塞を示唆する。
全く聴かれない場合は麻痺性イレウスを示唆する。
腎動脈狭窄の際、血管雑音が聴こえることがある。
陰性的中率は低いので、聞かれなくてもRVHは否定できない。
しかし、収縮期と拡張期の両方で聞かれるときは、腎動脈狭窄の可能性は高い。
その所見の陽性的中率は高い。
打診、触診: 緊張を解いてあげて、正常部位から診察を行う。
続きは次回に。
写真 沖縄のOISTで行われたHMS ICRT ワークショップ
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