燃えるフィジカルアセスメント

総合診療医徳田安春の最新医学情報集。問診、フィジカル、医療安全、EBM、臨床研究に強くなれます。

研修医へのアドバイス その3

2021-04-15 | 闘魂症例検討会
みなさん、こんにちは。   Q 要領よく仕事をするコツがあれば教えてくださいませ。     A 優先順位を決めて仕事を進めるとよいでしょう。   To-Do-Listを毎日書いて、仕事全体の流れを意識しながら仕事をしましょう。   看護師さんらと普段から仲良くして、患者さんのリアルタイム情報を得られるようにするともっと速くなります . . . 本文を読む
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研修医へのアドバイス その2

2021-04-14 | 闘魂症例検討会
みなさん、こんにちは。   Q 打診や触診で爪が当たることがあります。   どのくらい爪を切りますか?     A 患者さんの診察のため、爪はきちんと切りましょう。   ただし、深爪に気を付けましょう。       Q まだ、教科書やマニュアルを購入していません。   おスス . . . 本文を読む
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研修医の質問に答えるシリーズ その1

2021-04-13 | 闘魂症例検討会
みなさん、こんにちは。   Q 研修中に臨床留学準備を進めたいと考えています。   どのような優先順位で勉強すればよいでしょうか。     A 研修では患者ケアが最優先です。   患者さんをよく診ることは留学後にもきっと役に立つことになります。   Pocket Medicineなどを原書で毎日読めば、USMLEの勉 . . . 本文を読む
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血管スクリーニング

2021-04-12 | 闘魂症例検討会
みなさん、こんにちは。   低リスク女性における、頸動脈、冠動脈、脳動脈の血管疾患スクリーニングはどうであろうか。   これらに関連するもので、Choosing Wisely キャンペーンをみると、表のような推奨がある。     推奨と書いたが、実際はそもそも勧められない検査となっている。     表:本 . . . 本文を読む
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再び、Lake Wobegon 効果

2021-04-09 | 闘魂症例検討会
みなさん、こんにちは。   前回のケースは、もともと健康で、高血圧なし、喫煙なし、糖尿病含なし、冠動脈疾患の家族歴なしで、実際の個別リスクは平均(mean)より低く、3%未満となる。     なぜなら、リスク値で集団の分布をみた場合には正規分布することは少なく、横軸をリスクとすると向かって右側がロングテールの左側(陽性の歪度の)偏りの分布となるからだ。 . . . 本文を読む
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スタチンによる絶対リスク低下は何?

2021-04-08 | 闘魂症例検討会
みなさん、こんにちは。   スタチンを10年間飲むと、「相対リスク」で心筋梗塞発症率が約1/3低下することが示唆されている。     しかし、実際の臨床現場での判断で重要なのは絶対リスクの変化である。     「絶対リスク」でみると、3%のうちの約1/3(1%)のみ低下するということになる。     . . . 本文を読む
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緊急事態宣言の解除以降のコロナ感染状況について

2021-04-07 | ラジオ放送の中身
アイネットラジオ 2021/3/27 3月、沖縄県独自の緊急事態宣言の解除以降の状況   DJ:アーサー 3月27日の放送、アイネットラジオでは恒例となりました、ウェルネスウィーク、そして昨年4月からロングランで、きょうでちょうど12回の特集回となりました、かなり長い間情報提供しておりますけれども、本日も新型コロナウイルスに関する情報提供と位置付けましてお送りいたします。画面上では . . . 本文を読む
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高 LDL-C 血症のリスク

2021-04-06 | 闘魂症例検討会
みなさん、こんにちは。       前回ケースの答え:5       ポイント:低リスクで無症状の人に対して、スクリーニング検査は薦められない       解説:まず、Friedewaldの式でLDLコレステロール(LDL-C)を算出する。   LDL-C=総コレステ . . . 本文を読む
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60歳代女性、血清総コレステロールが高いといわれたケース

2021-04-05 | 闘魂症例検討会
みなさん、こんにちは。   生来健康、既往歴、飲酒、喫煙なし。症状なし。     家族歴に冠動脈疾患やくも膜下出血の患者はいない。     今回、職場の健診で血清総コレステロールが高いということで受診。     (総コレステロール250mg/dl、HDLコレステロール50mg/dl、中性脂肪100mg/ . . . 本文を読む
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Canadian Cardiovascular Society の推奨リスト

2021-04-02 | 闘魂症例検討会
みなさん、こんにちは。   Choosing Wiselyとは、診断や治療の選択において、エビデンスに基づいた医師・患者対話を促すための世界的キャンペーン活動である。   2011年にキックオフし、その後日本を含めた世界約20か国に急速に広まっている。   有害な過剰診断・診療などの価値の低い医療介入を減らすように呼びかけている。   & . . . 本文を読む
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