自動車販売会社のダイレクトメールに、
「こんなに燃費が良くなりました 22.0km」とあった。
比較として、10年前の燃費が16.4km車の値も載せてあった。
34%も改善されたのか、すばらしい事と思ったのだが、10年前の車は1300cc、こんなに燃費が良くなったのは、1000ccの車である。比較しているベースが統一されていない。
そこで、別ページにある1300ccの新型車の燃費を確認したところ、18kmと書いてあった。これでも12%の改善である、技術の進歩だと言えるのであろう。
さらに、エンジンの動力としての熱効率を調べてみた。
(次の効率の値は、殆ど極限値まで高められたもので、これ以上の改善は、理論的・技術的に不可能とされているようである)
「ガソリンエンジンは30%」、「ディーゼルエンジンは35-38%」と出てきた。 燃料のエネルギーの僅か3割から4割弱しか動力に出来ないのが厳しい現実である。
さらに、到達可能な最高効率を示したもので、実際の走行では遥かに低い効率で使用していると思われる。 昨今の急激な石油の値上がりや環境への配慮として、
第一番に、不要不急の乗車を止め、計画的・効率的な使用を心掛ける。(徒歩と自転車へ転換も)
第二番目に、我々年金生活者は、20年 or 20万km達成を目指して長く愛車を乗り続ける事が、財布にも環境にも優しいベストな生き方ではないだろうか、と思うのである。
(新しい車に代替するのは、安全上の問題発生や、故障多発や余りにも快適性が衰えた時) 但し、車マニアの方はご自由にご自身お好きなように。
さて、これらがどれほど守れるか見ものである。