12345・・・無限大  一粒の砂

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マキャヴェッリ

2008年06月14日 06時24分18秒 | Weblog

 マキャヴェッリの肖像
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

子供の頃、悪の権化みたいなイメージを植えつけられて以来、全く、忘れていた人である。おそらく読者の皆さんも多かれ少なかれこの種の経験をお持ちだと思う。

本人は、歴史家(イストーリコ)、喜劇作家(コミコ)、悲劇作家(トラージコ)と自分の名前の後に書いたそうである。

 悲劇作家と歴史家は、「君主論」「政略論」「戦略論」に「フィレンツェ史」が証明するのであるが、喜劇作家としての彼を知る人はまれではないだろうか。

「マンドラーゴラ」(媚薬と言う意味)、ルネッサンス喜劇の傑作と塩野七生氏は評している。そして、サマセット・モームの「今も昔も」は、この作品のパロディーだと言うのである。

決して美男子ではないが、同僚達が出張中の彼に当てた手紙の中に人柄を見出せるのである。

 「・・・、手紙も読んだ。全員、君と話したい想いで一杯だ。君の会話、愉快で面白くて機知に富んだ会話は・・・気分を落ち着かせ、元気づけてくれる」 「・・・君ほどユーモアにあふれていて頭が切れ、何でも即座に感心させる答えで切り返してくる者はいない」、と言うのが真実の彼の姿のようである。

 改めて、彼の喜劇作品、或いは、サマセット・モームの「今も昔も」などを紐解いて見ようかと思っている。

何時までも、フィレンツェ留まってしまい一向に他の地に何時行けるのか見通しがたたない有様である。

 補足:ニッコロ・マキャヴェッリ
(Niccolò Machiavelli, 1469年5月3日 - 1527年6月21日)は、イタリア、ルネサンス期の政治思想家である。

代表作に、『君主論』、『ティトゥス・リウィウスの最初の十巻についての論考』『戦術論』など。理想主義的な思想の強いルネサンス期に、政治を宗教、道徳から切り離して現実主義的な政治理論を創始した。

 日本語ではマキャヴェリ、マキャベリ、マキアヴェリ、マキアヴェッリ、マキァヴェリ、マキァヴェッリなど様々な表記が見られる

 マキャヴェリズム(英:Machiavellism)とは、目的のためには手段を選ばない、目的は手段を正当化するといった意味で使われる。

これはマキャヴェッリの言葉を断片的に捉えて解釈し、あるいは都合のよいように解釈した結果といえる。

たとえば、「国家が危機に陥った場合政治家は、(国家存続の)目的のために有効ならば、手段を選ぶべきではない」という言葉を、ただ単に「目的のためなら手段を選ばなくてもよい」と解釈する考え方。

 これはマキャヴェッリの思想とは異なっているが、長い間誤解され、批判され続けた。

また、このマキャヴェリズムから派生して生まれた語が、「マキャヴェリスト」といい権謀術数主義者(目的達成のためには手段を選ばない人)を指すものである。