12345・・・無限大  一粒の砂

「一粒の砂」の、たわごと。
無責任結構・ 中途半端・ちゃらんぽらん・ 出たとこ勝負、で参りましょう!

水墨画展舞台裏

2008年06月25日 08時10分08秒 | Weblog

当市最高ランクの「第29回 玉野水墨展」は、市長賞、市議会議長賞をはじめ総数五つの賞があるとの事で、そのためか一年を通じて最も出展数が多いと先輩から聞かされた。

火曜日午後1時から展示作業を開始すると連絡があったので、いかなる展示作業かと楽屋裏を取材した。

1.一足早い集合と昼食:



ベテランの皆さんは慣れたもの、11時半に集合し、ギャラリーの入り口にある喫茶店兼食堂で昼食を早々と済ませていた。
この昼食会も楽しみの一つのようである。

次々と自慢の作品を小脇に抱えて出展者が行き来し、
沢山の人でごった返す。

2.展示位置決定:



絵はエントリー順に展示されるものと思っていたが、そうではなく大きさ・内容などを元に、画材店のご主人が差配して、一枚一枚展示位置を決めていた。

いかによい雰囲気で展示をするか、絵相互の作用を最大に発揮し、引き立たせるかが決まるようである。
こんな点を見るのも楽しみの一つになるのではなかろうか。

3.展示作業:



世話役さん達の手によって、展示位置が決定されると、
壁にワイヤーを取りつけ、1枚ずつ掛けられる。

それが終了すると、題と作者名が書かれたカードが作者によって貼られた。各教室の先生方の作品のカードには、「審査員」と朱記されていた。

自分の絵の位置を何度も微調整する人、
他の人の作品と見比べる人など様々であった。

4.看板作り:



看板の台を作りはじまめ、会長が黒々と大書。

5.会長挨拶:



展示作業完了挨拶が会長よりあった。
2時半より審査が行われると言うので、審査員以外は退出。

若い人も散見されたが、主力はシルバー世代、百数十名が一団となっての作業力はすばらしい。1時間ほどで瞬く間に完了。

ここ数年、出展数が激増したと先輩方が話していた。
皆さんがそれぞれ楽しみを見つけたのであろう。

参考:市の広報より

市内の水墨画愛好家が墨の濃淡やにじみで題材を浮かび上がらせる水墨画・墨彩画の魅力をご堪能ください。

玉野市長賞、市議会議長賞をはじめ各部門の優秀受賞作品を鑑賞することができます。

主催:玉野水墨会  後援:山陽新聞社
会期:平成20年6月25日(水)~6月29日(日)
会場:玉野市立総合文化センター「ギャラリー」

 

追記:

絵が完成し展示をする場合には、
テーマ選定・取材(旅行もある)・スケッチ・描画・裏打ち作業・記名、押印と額装・搬入と展示、そして搬出と持ち帰りまでの沢山のステップがある。

折に触れて、このような一般には知られていない裏方の作業も取材しご覧頂く予定である。