低画質映像を“超解像技術”で処理しハイビジョン並の映像にするというのである。詳しくは、最後尾の補足、Sonyの記事をお読み頂きたい。
12年ほど前から始めたビデオ撮影は、我が家では2006年春までアナログTVと同じ37万画素であった。2006年夏から地デジ並みの150万画素(地デジ並ハイビジョン)になり、本年2011年夏から207万画素(BS並フルハイビジョン)も可能となった。
問題は、アナログTV(37万画素)並の低い画質のときの映像である。必ずや画質を向上させる“超解像技術”が実用化される日が来ると信じていたが、そろそろその日が近づいたようである。
Sonyはこの技術をTVに内蔵させるようであるが、小生にはパソコンソフトとして販売してくれるのを待っている。
5年以上前のビデオ愛好家のデータは、全て低い画質である。(ハイビジョンカメラが市販されて居なかった) 特に小生の場合では、家内の生前の記録全てがこれに該当する。これらを何とかしてフルハイビジョン並に変換して残しておきたいと願っている。
今日明日などと慌てる必要はなのだが、さりとて自分の寿命を考えるとあと10年待てるかどうか判らないのである。できるだけ待って最高に高性能化が図れるぎりぎりの線で最も高性能な“超解像技術”を導入し、必要な処理を済ませてあの世に行きたいと思っている。
2011春までのオリジナルデータは、DVDでも保存し、その上HDDでも保存しているが、いつ何時信頼性に乏しいと言われるDVDやHDDが壊れないとも限らない。いずれも100%の信頼性ではない。
最悪の場合を想定して信頼性が最も高いと言われる数十本 のミニテープでも保存しているが、これらを再生できるのは、先日故障したHC-3というカメラのみである。
したがって、万一の万一に備えて、やはりこの故障したHC-3カメラを修理し、あと十年くらいテープと共に保存しておくことにした。
補足;Sonyの広告メールより抜粋;
”YouTube™に投稿されている映像は、作品ごとに画質がまちまちです。たとえば、映像解像度がDVDの半分(320×240ドット)だったり。「内容は素晴らしいのに、画質が…」と思われる方は多いと思います。それに〈ブラビア〉の大画面に映し出したら、YouTube™の動画は画質面で見劣りしてしまうのでは? いいえ、そんなことはありません。〈ブラビア〉が備える高画質回路によって映像の劣化を復元し、鮮鋭感のある美しい映像が楽しめるのです。
ブラビアシリーズは、ブロックノイズなどを低減するノイズリダクションのほかに、DVDやYouTube™の動画といったフルHD解像度以下の映像から輪郭や画素の劣化を復元しつつフルHD映像を作り出す“超解像技術”を備えています。”