鳥撮り物語 １０１ キビタキ、エゾビタキ、アオゲラ

曇天の今日、都内の霊園とその水場に行って来ました。
ここは５日前、ヨタカが現れ１００人くらいのカメラマンでごった返した模様。
ヨタカはその日のうちか、翌日には抜けてしまったようですが・・・それにしても、バーダーの情報伝達力と行動力には改めて驚くばかりです。


今日の本命は・・・このキビタキ。
午前中、オスがメスを伴って現れました。




メスは２羽を確認。２羽同時や入れ代わり、立ち代りで随分遊んでくれました。




大好きな木のてっぺん・・・エゾビタキを下から伺う青い影？


エゾビタキを追い出し、てっぺん制覇のアオゲラ。


ミズキの実を食べるアオゲラ。


ミズキの木に、エゾビタキ。



PENTAX K-5ⅡS
BORG90FL＋No.3クローズアップレンズ＋1.7AF 約660mm（35mm換算990mm）

鳥撮り物語 １００ ハヤブサ

大型連休も、いよいよ最終日。
この連休は、いろいろ予定はたてたものの思うような成果にならず・・・今回こそ！と意気込んで湘南のハヤブサのポイントへ・・・
今日の干潮時間は７時３８分。ここは磯伝いに歩いて行くため、必ず干潮時間を確かめて出かけないと大変なことになりかねません。
朝４時起き、６時前には現地到着。
今日のハヤブサは崖の上の木の中に引きこもったまま、なかなか飛んでくれませんでした。結局、午後の潮が満ちてくるギリギリまで粘ってはみたものの、少ないチャンスと伴わないウデのため思うような写真は撮れませんでした。
まあ、こんなことも鳥撮りには良くあることです。いいときもあれば、悪い時もある！鳥撮りなんて、そんなもんです。


何度かこの場所には来ていますが。この崖にとまったのは初めて見ました。
ここはよくトビがとまっているところです。


えっ、何か言いました？


崖をバックに飛翔


秋晴れの空。背景は申し分ありません。
飛翔姿３枚






あまりいいシーンはなかった今日ですが、アオバトを狙ってアタックするシーンがありました。
ハヤブサの獲物を襲う姿はとてもカメラで捉えることは難しく、まったくお手上げ状態でしたが、なんとかハヤブサとアオバトが写っているシーンはないものか？と帰宅後写真を整理してみたら・・・ありました。
ハヤブサのアタック寸前、身を翻してハヤブサをやりすごしたアオバト！・・・お互い画面の端っこに写っていました。（証拠写真にもなりませんが・・・）


今回でこの「鳥撮り物語」も１００回目を数えることとなりました。
私自身がそうであったように、野鳥撮影の情報に乏しい新米バーダーさんや初心者カメラマンさんのわずかばかりでも役に立つよう・・・即日UPをこれからも心掛けてまいりますので、改めてよろしくお願いいたします。



写真１～３枚目
PENTAX　K-3
BORG90FL＋1.7AF　850mm（35mm換算1275mm）

写真４～７枚目
PENTAX　K-5ⅡS
smc PENTAX-DA★300 F4 ED SDM 300mm＋1.4テレコン　420mm（35mm換算630mm）

鳥撮り物語 ９９ カワセミ

５連続の大型連休！
いつも近場ばかり行っているので、連休初日は少し足を延ばして・・・なんて予定を考えました。
第一希望・・・東名高速から県央道を経由して中央道、奥多摩湖方面。
中央道の渋滞次第では、そのまま東名で県西部の山の水場へ・・・と第二のプランを考えて、朝６時頃川崎インターから東名高速へ・・・
ところがいくらも走らないうちに渋滞！！簡単に２つのプランは吹っ飛んでしまった！！

このままの走行は諦めて次の都筑インターで下車。
結局、先日行った横浜市内の公園へ行き先変更です。

それにしても、想像以上の渋滞・・・連休中はもっと早く出なければいけないのか？近場か電車で行けるところしかないのかな？

そんなわけで、今回もカワセミ君の登場です。


水から上がって・・・


水面をバックに・・・


ホバリングから飛び込み！


割と近い岩から・・・


お立ち台からの飛び出し！


岩陰の水中から・・・


後ろから忍び寄るのは、アオサギ君



PENTAX　K-3
smc PENTAX-DA★300 F4 ED SDM 300mm＋1.4テレコン　420mm（35mm換算630mm）

鳥撮り物語 ９８ カワセミ

昨年、９月に入ってから彼岸ころまで、横浜市内の汽水池のある公園ではミサゴが連日のように現れ、随分楽しませてもらいました。
今年は、そんな情報も入って来ず・・・それでは自分で確かめて来よう！と出かけて来ました。

結果は・・・残念ながら、ミサゴの姿は終日ありませんでした。
年により滞在期間の長短はありますが、毎年この時期やってくるそうなので、たまたま昨年は当たり年、今年はこれからかもしれません。
結局、お目当てのミサゴはかくの如しで・・・かわりにカワセミを撮ってボウズ回避です。


視界の中で同時に３羽のカワセミを確認しました。
これはメスの幼鳥のようです。


これはオスのようです。


ここは汽水池からの流れで捕れる魚はドロメ（通称ダボハゼ）が多いようです。
ガッツリ・・・ゴックン！


もともとカワセミ撮りは想定外で距離も比較的遠く、手持ち撮影のためダイブシーン・飛翔シーンは難しい状況でした。
食事後の飛び出し。


獲物を咥えて・・・


一瞬のホバリング・・・



PENTAX　K-3
BORG67FL＋1.7AF　510mm（35mm換算760mm）

鳥撮り物語 ９７ アオバト、ハヤブサ

長らく続いた曇りと雨の日々・・・その合間の貴重な好天。
かねてから天気がよければ出かけようと決めていた西湘のアオバトと湘南のハヤブサ・・・

アオバトは毎夏、私にとって一度は撮っておきたい夏の風物詩みたいなもの・・・
この西湘のポイントはアオバトの集団飛来地として神奈川県の天然記念物に指定されているところです。
毎年、５月から１０月頃・・・丹沢のほうからミネラル分の補給のためいくつかの群れで海水を飲みにやってきます。
時に、ハヤブサ等の猛禽に襲われたり・・・荒波にもまれて絶命したり・・・そんな障害を顧みずやってくるアオバトは実に健気にさえ感じます。

時節柄、アオバトの写真をブログにUPされている方々はたくさんおられますが、決まったロケーション、決まった被写体でどれもこれも同じような写真になってしまいます。
今日もなるべく工夫をこらした撮影を心がけましたが、如何せん、思い通りにはいかないものです。
そこで、多少でも他の方々とは異なるよう・・・いつもより大胆なトリミングや構図にしてみました。

やはり晴れだとアオバトのきれいな色が映えます。


今日はあまり波もなく穏やか・・・時折岩礁に波しぶき！


海水を飲む３羽をアップで


こちらはグループ


結局、アオバトの撮影はあまり変化がないため、２時間ほどで切り上げ、湘南のハヤブサのポイントへ移動。
ハヤブサは確か５月以来・・・最初のうちは何故か調子が上がらず、シャッターを切るタイミングが微妙にずれ、後姿ばかり追いかける始末！
ハヤブサペアはあまり飛んでくれず、このまま終わってしまったらヤバイな！なんて思いましたが、それでも後半数少ないチャンスを捉え、飛び出し・飛翔のシーンも何とか撮ることができました。

飛翔姿


岩場をバックに飛翔


もひとつ、飛翔姿


飛び出しシーン３枚







PENTAX K-3
BORG67FL+1.7AF 510mm（35mm換算760mm）