パップのライブラリー・・・

趣味の野鳥撮影を中心に季節の風景や心象を、徒然に・・・心の赴くまま・・・写真と言の葉遊びで・・・

一期一会・・・鳥撮りの記 261 ワカケホンセイインコ

2018-02-25 18:45:44 | 野鳥
あいにくの曇り空の日曜日。鳥撮りは二の次にして、そろそろ見ごろを迎える池上梅園に・・・梅がらみのメジロやシジュウカラでもいれば幸い、ダメでも花の写真だけでもOK!・・・ってことで。
今日はちょうど梅まつりの期間で観梅客も多く、太鼓などの鳴り物のイベントなどもあって、さすがに鳥さんもやってこない!
でも、たまには鳥さんを追わず花の写真を撮るのもいいものです。園内はほのかに梅の香りも漂って、春の訪れを感じさせてくれます。

帰り道、近くの公園を少しばかり探鳥。ワカケホンセイインコの10羽くらいの群れに出会いました。
ワカケホンセイインコは関東を中心に全国的に見られる外来種で、もとをただせばペットとして飼われていたものが逃げ出したか、放鳥されたか・・・それが野生化して繁殖したものです。外来種と言うと、鳥に限らず魚や動物でも在来種を脅かす嫌われものですが、彼らには罪がありません。いずれも人間が介在して今に至っているのです。・・・そんなことは百も承知ですが、生態系に及ぼす影響などを考えると、やはり煙たい存在ですね!・・・結構、見かけは愛らしい鳥さんなんですが・・・!

木の洞に溜まった水を飲んでいます。


飛び出し・・・


ワカケホンセイインコは樹洞を利用する在来種の営巣場所を奪うことが懸念されていますが、そんな性質が見られるシーンかな?
この後、洞の中に入りました。


洞の中から何かをくわえて出てきた!よく見ると鳥の羽根・・・昨年の何かの鳥の巣でしょうか?


左下の2羽はいちゃついているような・・・でも、メス同士です。


飛翔姿・・・


松の木にとまりました。


松の木がらみのいいシーン・・・


そして、飛び出し・・・


せっかくなので池上梅園の梅の花・・・めでたく紅白で・・・




PENTAX K-3Ⅱ
HD PENTAX-D FA150-450 F4.5-5.6ED DC AW(35mm換算225-675mm)
コメント (2)
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一期一会・・・鳥撮りの記 260 ヒレンジャク

2018-02-22 22:46:57 | レンジャク
私の知る限りではありますが、東京、神奈川では昨年、一昨年とヒレンジャクの飛来はなく今年の動向に注目していました。
幸いなことに、今シーズンはあちこちでキレンジャクを含めレンジャクの情報が聞こえてきます。

今日は有給休暇をとって初めての場所ですが、千葉市内の公園へ行ってきました。
自宅からは少々遠い距離ですが、ここを選んだ理由は・・・キレンジャクが3羽ほど混じっているとのこと。・・・水場の写真が撮れること。・・・比較的大きな群れであること。・・・です!
天気予報では曇りとのことですが、情報が新しいうちに行っておきたいため、日中は雨にはならないようなので早朝の小雨の中を迷いなく出発!
・・・ところが、昼頃まで弱い雨ながらも降りやまず!おまけに寒い!!到着すると先着CMは一人。昨日は大勢のCMでごった返し、交通整理が必要だったとか?・・・嫌な予感!こんな天気じゃ水場には来ないだろう。

案の定、水場に降りてくることはありませんでした。
何とかヤドリギにやってきた群れに一度だけ遭遇し、ボウズは免れた次第です。
















今日はすべてが裏目、裏目に出たようです。水場で待っているとヤドリギに現れたり・・・それを聞いて行ってみると、既に飛び去った後だったり・・・。
どうも初めての場所での相性は悪い!それでも、3年ぶりのヒレンジャクとの出会いが叶ってよかった!!なお、キレンジャクの目撃情報はなしでした。

PENTAX K-3Ⅱ
BORG67FL+1.7AF 510mm(35mm換算760mm)
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一期一会・・・鳥撮りの記 259 BORGについて

2018-02-20 18:54:01 | 写真
私の野鳥撮影の機材で一番出番が多いのがBORG67FLにPENTAX K-3ⅡもしくはK-3の組合せになります。
300mm F4.5の67FLに1.7倍のAFアダプターを装着し、野鳥撮影には充分な510㎜AF、しかも軽量・コンパクトで取り廻しが楽なシステムです。

BORGとは・・・簡単に言えば・・・天体望遠鏡です。レンズもたった2枚の対物レンズだけで、色のにじみや歪み等々画像を補正するレンズは一切ありません。・・・これで写真が撮れるのか?と思うくらい単純な構成です。
BORGの謳い文句は、「カワセミの羽毛の繊維の一本一本が写る!」と言うその解像度にあります。たった2枚のレンズでこれほどの解像度を見せるBORGはまさに驚きのレンズです。
多くのBORGERはこのBORGの性能を最大限発揮させるため腐心されているわけで、その作品を見ても「これぞBORG!」と、思わず感心させられるものも多く見られます。・・・でも、これらに共通していることは・・・木とまりなどの静止した鳥の写真ばかりなんですね!動かない鳥を、できるだけ近い距離で・・・とことんピントを追い込んで、精密写真のような高解像度の写真を撮る!・・・と言うのが大方のBORGERの指向のように私には感じられます。
・・・これはこれで、正統派のBORGのありかたなのでしょうが、私の場合は、とまっている鳥の写真はもちろん撮りますが、むしろその鳥が飛び出す瞬間や、大空を飛ぶ鳥など・・・動きのある鳥を撮りたい指向にあり、そこまでじっくり構えて撮る性分ではありません。従って、私は亜流のBORGERと言えるかもしれません。とは言え、解像度は低いより高いほうがいいに決まっていますし、私自身もピントやブレには充分注意を払ってBORGと向き合っているつもりですが、「カワセミの羽毛、一本一本・・・」には及ばないのが現状です。

理想を言えば・・・目の前に現れた鳥をサクッと親指フォーカスでピントを合わせ、結果「羽毛の一本一本」が解像している写真!・・・ってことです。
そんな「サクッと撮り」の写真をいくつかご紹介します。

これは目の前7、8mくらいのところへ現れたジョウビタキのメス。
手持ちでファインダーに収めヘリコイド操作とともに親指フォーカスでピントを合わせ何も考えず撮ったものを拡大!


オリジナルはこちら・・・


同様に拡大トリミングしたものを3枚・・・
いずれも上記のジョウビタキとほぼ同じくらいの距離です。






これが私の愛機、BORG67FLに1.7AFアダプターを付けたPENTAX K-3Ⅱ。手持ち撮影も楽チンです。
ヘリコイド(ピントリング)は通常のタイプに加え、さらに1/5とピッチの細かいタイプを装着しWヘリコイド仕様にしています。


私はこのBORGとPENTAXのコンビのほかに鳥撮り用のレンズとしてNikonのゴーヨンとサンニッパも持っており、対象の鳥の種類や撮影条件、撮影場所へのアクセス方法などで使い分けをしています。
ゴーヨン、サンニッパの描写力はBORGと比べて遜色はありませんが、価格差は雲泥の差があります。
かたや100万円クラスで、重量も3、4㎏・・・かたや14、5万円、重量も基本レンズセットで700g程度。・・・これがBORGです!!

BORGに関するサイトとして・・・
BORGの販売元であるトミーテック
http://www.tomytec.co.jp/borg/

BORGの魅力を紹介するバーダーショップ フジノ
http://birdershop-fujino.sblo.jp/

BORGユーザーとして・・・ここまでBORGを極めれば鳥撮りも楽しいしかない!Wagさんのブログ
http://www.tori-tori-tori.com/
をご紹介します。BORGにご興味があれば、ぜひご覧ください。
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一期一会・・・鳥撮りの記 258 ノスリ

2018-02-13 21:36:19 | ノスリ
ノスリは、私感ながらそのずんぐりした体形、顔(特に正面顔)は彫りの浅い能面のようで迫力がなく、猛禽類特有の精悍さ、猛々しさが感じられないタカの仲間です。
鷹狩り用のタカとしても役に立たず、昔から「まぐそタカ」とか「くそトビ」などと蔑まれたきたようです。
また、オオタカが苦労して捕らえた獲物を横取りしたりする卑怯なところもあり・・・そんなことが今一好感度の悪さに輪をかけているのではないでしょうか?トビを除いて一番姿を見る機会も多く、出会っても・・・「何だ!ノスリか?」と、あまり感激の湧かない猛禽でもあります。

東京港野鳥公園でも今の時期、必ずと言っていいほど見かけます。・・・ただ、いつもは遠い木とまりや林の前をカラスに追われて飛ぶシーンばかりでしたが、昨日はチョットばかり違うノスリの面目躍如のシーンがいろいろ見られました。

干潟にあがったオオバンにアタック・・・割と近いところを飛翔!


なかなかかっこいい飛翔姿!


遠くの茂みから飛び出し!


飛翔・・・


滑空・・・


木の上から飛び出し・・・


葦原の上から獲物を探す!
このあと葦原に飛び込み、小鳥らしき獲物を捕らえました。


空をバックに飛翔姿・・・


この野鳥公園は羽田空港も近く・・・


冬枯れの木とまり・・・なかなかいい画!


ノスリもこうした様々なシーンを見せてくれると、いかにも猛禽!・・・と言わざるを得ません。
この日はノスリの魅力、再発見できました。

NIKON D500
AF-S Nikkor 300 F2.8 ED VR+1.7テレコン 510mm(35mm換算760mm)
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一期一会・・・鳥撮りの記 257 菜の花セッカ

2018-02-11 09:05:59 | セッカ
渡りの鳥ならその存在そのもので季節を感じられますが、1年中見られるセッカのような留鳥にはそれがありません。
名ばかりの春・・・黄色い光に包まれたような菜の花畑、暖かく明るい本格的な春の到来を予感させてくれる「菜の花セッカ」!
野鳥写真と言うより、季節の風景に溶け込んだこういう写真はひと味もふた味もいいものです。サクラ〇〇、ハス〇〇、モミジ〇〇・・・などと言われる季節の花とのコラボにCMが殺到するのも頷けます。

昨日はメジャーではありませんが神奈川県内では静かな人気?の菜の花セッカを撮りに行ってきました。
ただ、シチュエーションが同じなため私のウデでは変わり映えのしない写真ばかりとなってしまいました。











出かける前は花にとまった鳥さんなので簡単に撮れるだろう・・・と甘く見ていましたが、とまったと思えばすぐ下に潜り込む・・・なかなか近くには来てくれない・・・神出鬼没でピント合わせに苦戦の撮影となりました。

PENTAX K-3Ⅱ
BORG67FL+1.7AF 510mm(35mm換算760mm)
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