パップのライブラリー・・・

趣味の野鳥撮影を中心に季節の風景や心象を、徒然に・・・心の赴くまま・・・写真と言の葉遊びで・・・

一期一会・・・鳥撮りの記 180 2016総集編

2016-12-29 19:21:22 | 総集編
鳥撮りを始めて4年目の2016も、余すところあと2日・・・

今年の気象は、いつもより異常といえるものだったと思います。
相次ぐ台風の襲来で九州や東北、北海道に大雨や土砂災害をもたらせたり・・・夏の終わりから秋にかけては、青空を見たのがいつだったか?忘れてしまうような雨続きの日々。とにかく、量的にも時間的にも雨の多い年だったと言えるでしょう。週末CMの私にとっては、この時期青空の下で写真が撮れたためしはなかったような気がします。
また残暑が厳しく、秋の声を聞いても・・・いつまでも終わらない夏を感じました。冬になっても夏日を記録したり・・・雨と暑さに極端な異常気象が感じられた年だったと言えるでしょう。

そんな2016の成果を振り返り、今年撮りためた写真の中からお気に入りの10点を選び撮影時のエピソードを添えてご紹介いたします。
選別にあたっては、写真の画質、切り取った鳥さんの形や表情、シャッターチャンスなどに加え、私の思い入れ・・・なんぞもあったりして・・・正直、苦労しました。
画質を重点に選別すれば、楽なことはわかっていますが、まだまだ駆け出しCMの私にはいろいろな邪念?が入ってしまいます。

まずは・・・その10点の中から、1点を!
MIP・・・Most Impressive Playerならぬ、Most Impressive Photo(もっとも印象深い写真)とします。決してBestではありません!
それが、これ・・・

これは湘南の海岸で大きなボラを捕らえたミサゴです。
昨年もここでミサゴの狩漁シーンを狙いましたが、沖合でダツを捕るばかり・・・相模湾でも海水温が上昇し沖にダツがやってくるようになったようです。ミサゴも岸に近いところへ飛び込んでボラを捕るより、水面をかすめるように捕れるダツのほうが楽なんでしょうね?結局、昨年はここでミサゴの漁は撮れず!今年、そのリベンジができた写真です。

その他、9点は優劣なし!すべて同格とし順不同です。

今年もツミの写真を数多く撮ることができました。
ただ、昨年とは違った場所での営巣のため、なかなか開けた場所へは出てくれません。何度か通った中で、唯一お立ち台に上がってくれたシーン!
虹彩の赤さ、オレンジがかった胸の羽毛など・・・オスの特徴がよくわかる写真です。


今年、ツミは3羽のヒナが生まれ、巣立って行きました。
まだまだ親から餌をもらう幼鳥ですが、スッキリした青空をバックに精悍な風格を感じさせられる雄姿です。


そのツミのフィールドで撮ったオナガ・・・
巣づくりのためか?小枝をくわえています。きれいに広げた翼と長い尾・・・形のよいオナガの飛翔をタイミングよく捉えた写真だと思っています。


今年は2年ぶりにハヤブサのヒナが誕生しました。2年前もそうでしたが、一人っ子・・・
オスから空中で餌をもらったメスがそのまま巣に直行!急いで駆け寄ってきた真っ白、モコモコのヒナ!愛情あふれる給餌シーンです。
ほんの数日のタイミングでヒナの羽毛は黒くなって行くので、白い姿を捉えることができたのはラッキーです。


チョウゲンボウは毎年繁殖期ならずとも、よく撮りに行く鳥さんです。
橋の下からの飛び出しシーン!形よく広げた翼がかっこよく撮れた1枚です。


今年はキビタキにもよく出会えたシーズンでした。春よりも秋・・・長引いた残暑と長雨のせいで、平地におりたキビさんが旅立ちの足止めをくらった!のではないか?と思います。少し引いたアングルがいい味の1枚!


エゾビタキも好きな鳥さんの1種です。
地味な色合いですが、ヒタキ類特有のクリクリの大きな目!かわいらしさが出ています。この子は背中と尾羽の付け根の白い斑紋からまだ幼鳥と思われます。


ツバメの飛翔シーンは難しい!狙いの鳥さんは現れず・・・おまけに雨も降ってきて・・・木陰で雨宿り中、草原を飛び回るツバメを発見!
暇つぶしに撮った中から偶然撮れてた1枚です。(なかなか狙って撮れるウデはなし!)


等間隔に・・・しかも、背の高さ順に並んだ4羽のセイタカシギ。そして、ひょうきんな顔の1羽のホシゴイ・・・
何の変哲もない写真ですが、妙にホッコリする・・・何となくお気に入りの写真です。


このブログが本年最後となります。
この1年、拙い写真のブログをご愛読いただいた皆様、ありがとうございました。
また来年もよろしくお願いいたします。
ぞうぞ、よい年をお迎えください。
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一期一会・・・鳥撮りの記 179 2016 撮り納め

2016-12-25 20:46:30 | 葛西臨海公園
今年最後の撮り納め・・・
さて、どこへ行こうか?考えましたが、東京港野鳥公園に次いで今年も数多く通った葛西臨海公園へ・・・
残念ながら、本年最後を飾る鳥撮りにしては鳥さんの出は悪く、今日の午前中の気温のように・・・とても、さぶ~い結果でした。

いつものように上の池ほとりで待つこと4時間・・・ようやくオオタカ発見!続いてノスリも現れましたが、いずれも対岸の林の奥。
結局、オオタカは遠くでわずかばかり飛んだだけ!ノスリも2羽で現れたりしましたが、写真になるシーンはなし!
所詮、鳥撮りは鳥さん次第。こんなことはよくあること・・・今日がダメなら、明日があるさ。今年ダメなら、また来年!!・・・ってことです。

オオタカ 若が割と近い木にとまった。
でも、逆光、空抜け、枝被り・・・の三重苦。
レンズ2枚のBORGには一番苦手なシチュエーションです。


飛翔姿も遠い距離。肉眼ではゴマ粒のようなもの・・・


ノスリも遠い、遠い!




カワセミ 若は何度かやって来ました。
いつも同じ葦の茎に、同じような姿勢でとまります。


別のシーンです。


この池の畔は、このジョウビタキ メスの縄張りのようです。


常連さんのモズ オス。


アオジはこの葛西では、今日初めての顔合わせかな?


2016の撮り納めはかようの通り・・・鳥さんの顔ぶれも、写真の質も・・・いまいちでしたが、また来年、もっともっと鳥撮りを楽しんでウデを磨いて行きたいと思います。

PENTAX K-3
BORG67FL+1.7AF 510mm(35mm換算760mm)

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一期一会・・・鳥撮りの記 178 ルリビタキ

2016-12-23 18:59:08 | ルリビタキ
3連休の初日、天皇誕生日の今日は都心にある有名神社の杜に行って来ました。
年が明ければ、ここは初詣客でごったがえすところ、それでも今日は相変わらず、観光客や参拝客で結構な賑わいを見せていました。
冬の時期にしては、昨日の気温は20度、今日も17、8度と異常な陽気・・・どうも今年の気候は、何かおかしい!

今日の狙いはルリビタキ オス。
考えてみれば、昨季ルリオスは満足な写真が撮れず・・・やはり冬鳥としてぜひ今シーズンは抑えておきたい鳥さんの筆頭です。
先週は、昨季唯一撮れた公園へ行ってみましたが、見事に外れ!手ぶらでの帰還と相成りました。
どこが一番撮れそうか?いろいろ考えた末、私が野鳥撮影を始めて最初にルリオスを撮ることができた、この神社に決めました。

その成果は・・・












この場所での鳥さんは大変、人なれしていて、すぐ近くまで寄って来てくれます。
おかげでほぼノートリでの撮影ですが、個人的にはもう少し離れてくれたほうが撮りやすい!はい、これまた贅沢な話です!!

PENTAX K-3
BORG67FL+1.7AF 510mm(35mm換算760mm)

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一期一会・・・鳥撮りの記 177 遠い距離の鳥たち

2016-12-18 22:44:37 | 東京港野鳥公園
今日は、いつもながらの東京港野鳥公園へ・・・
12月下旬の頃にしては暖かい気候で、鳥撮りには楽な1日でしたが、穏やか過ぎて風がなく、猛禽類の飛翔はあまり見ることができませんでした。

今の時期、ノスリ、オオタカは常連の鳥さんで、ここに来ればまず間違いなく姿を見ることができる!・・・と言っていいでしょう。
それに加えて、ミサゴやハヤブサ、ハイタカなども現れることもあり、冬の鳥撮りの楽しみでもあります。
ただ、いずれも遠い距離、100m以上は当たり前!それなりの覚悟が必要です。
少ない回数ながら、今日姿を見せてくれた猛禽を中心に大トリ・・・鬼トリ・・・、トリ混ぜて・・・苦心作をご披露いたします。

オオタカ成鳥が上空を舞う!
いつもより遠い空の中・・・


これのノートリはこんな調子!豆粒であります。


キジバトを追うオオタカ。150~200mくらいはありそうな距離!


これのオリジナルは・・・これ!
左端にキジバトが写っています。(わかりますか?)


ノスリ、オオタカが近い距離でとまっている!(右ノスリ、左オオタカ)


ノスリが飛び出したかと思ったら、藪にとまり、すぐ引き返して来た!拡大してよく見るとバッタを持っています。


それを食べる!


実は、これらのノートリのオリジナルは・・・こちら!


4号池の奥でカワセミ発見。飛翔姿を追う!!何とか撮れていた!!


元の写真は・・・これ!50mくらいはありました。


とかく猛禽類の撮影は遠い距離で苦労します。
それでも、ごくごくたまに30mくらいの池の中島の木にとまってくれたり・・・水鳥を狙ってアタックをかけたり・・・
そんなラッキーパンチやハプニングを期待して、この野鳥公園では猛禽ばかり探してしまいます。

NIKON D500
AF-S Nikkor 300 F2.8 ED VR+1.7テレコン 510mm(35mm換算760mm)
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一期一会・・・鳥撮りの記 176 ニシオジロビタキ、トラツグミ

2016-12-08 21:12:19 | ニシオジロビタキ
すでに多くのバーダーさんがブログアップをしていて、今更感は拭えませんが・・・
遅ればせながら・・・今日は武蔵野の公園にニシオジロビタキを撮りに行ってきました。

今、東京で・・・或いは関東で話題を集めている鳥さんで、今日も10時ころには100人近いCMが集まっていたのではないでしょうか?
私は迷鳥や珍鳥に興味がないわけではありませんが、カメラマンでごった返すようなフィールドは敬遠してしまいます。
人が集まれば思わぬトラブルも発生するだろうし、マナーの悪いCMも目に付くようになりますから・・・

ところが、今回このフィールドに出かけた理由は・・・
昨年末もあちこちでオジロビタキの到来が話題になり、多くのブログにアップされました。
誘い合わせて出かける鳥友を持たない私は、どこに行ったらオジロビタキと出会えるのだろう?と思案に暮れてた矢先、大晦日に何と!私の自宅から車で30分ほどの公園にいることを知りました。そこで、1月3日にその公園に出かけてみると・・・常連さん曰く「昨日の午前中までは姿を見せていたのに、その後は出てこない!大分弱っているようだったので、落鳥(死んでしまうこと)したのではないか?」とのことで、とうとうオジロビタキとの出会いはありませんでした。
そんなわけで、オジロビタキとの邂逅は1年ぶりの悲願達成であります!

ニシオジロビタキ、お決まりのポーズ・・・尻尾をピンと上げて!


紅葉(黄葉)のバックがきれい・・・


スッキリとした美しいポーズ!


後ろ姿も魅力的!


地面にも舞い降りた・・・


青空をバックに・・・


トラツグミも姿を見せてくれました。
これは思わぬ収穫です。






今日は快晴の1日・・・
しかしながら、紅葉の下では葉の色被りでオレンジ色っぽくなり、直射日光のもとでは白飛びがちで鳥さん本来の色が出ません。難しいですね~!!

NIKON D500
AF-S Nikkor 300 F2.8 ED VR+1.7テレコン 510mm(35mm換算760mm)
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