パップのライブラリー・・・

趣味の野鳥撮影を中心に季節の風景や心象を、徒然に・・・心の赴くまま・・・写真と言の葉遊びで・・・

春が連れてくる、やっかいもの・・・

2013-03-05 22:52:48 | 日記・エッセイ・コラム
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春の訪れとともに、大陸から黄砂が飛来する。
今年は、黄色に混じって目に見えない黒いやっかいものがやってくるようだ。
PM2.5・・・中国にとっても、これは深刻な社会問題と捉えているようだが・・・
中国国内において、大気が汚染されようが、有害物質を振りまこうが構わないが、自然現象とは言え風に乗って日本に運ばれてくるのは迷惑な話である。

ただ、考えてみると・・・
1960~1970代の日本も垂れ流しの公害に侵されていた。
私の住む川崎は京浜工業地帯の中心として、公害都市の不名誉なレッテルを貼り続けてきた。気管支喘息など公害病患者も多数いた。真偽のほどはわからないが、「工場地帯のスズメは黒い!」と誠しやかな噂も聞こえたきたほどだった。

昔の日本製品も欧米では品質の悪さで定評だったらしい。
Made In USAと表示された品質の悪い品が、実は日本の「宇佐」村で作られた製品だった・・・と笑えない「笑い話」があったくらいだそうだ。

思えば、今の中国は実質的な経済成長や生産性は度外視して、30年~40年前の日本と同じ道を辿っているような気がする。

ならば、襟を正して「先人に聞く」知恵と謙虚さがあってもいいのでは・・・?

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天の声を聞く・・・

2013-02-18 19:07:00 | 日記・エッセイ・コラム
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「天声人語」の集約版を探してみたら、朝日文庫で1~11巻があるのを見つけました。
終戦後から昭和末まで・・・その中から第2巻1950~1954(私の生まれ年が入る)、第7巻1970~1973(大学時代)、
第9巻1975~1980(就職の頃)、第11巻1985~1988(昭和末期)の4冊を手に入れました。

昭和の戦後史と自分史を改めて辿ってみたいと思います。
道先案内人は・・・そう!「天の声」です。

余談
天声人語2008春版を読んでいて気になる一言を発見。
・・・「似て非なるものを憎む」は中国の孔子の言葉とされる。・・・・と

これを受けて、私なりに結んでみると・・・
「仁・義・礼・智・信、儒教の心はいま、どこへ!」・・・いかがでしょう?





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ふと、振り返る5年前・・・

2013-02-13 19:37:20 | 日記・エッセイ・コラム
朝日新聞のコラム「天声人語」2008春版を読み始めた。
まだ、いくらも読み進めていないが、その後の5年間の時の歩みに、面白みを覚えた。
事象によっては、5年が隔世の感さえするほど早く感じられるものがある・・・

「世界同時株安と生身の暮らし」・・・と題して

  ・
 前略
  ・
世界同時株安の中、日経平均は昨夏のピークから3割ほど下げた。
資産家の鳩山法相は「40億円損したたのではないかと言われている。」と額の割にはのんきに語る。
兄の民主党幹事長と「兄弟同時損害」だと言う。
  ・
 中略
  ・
金満大臣の軽口、首相のすました物言いを聞くにつけ、国民生活を守る緊張感がどれほどありやと気が沈む。
  ・
 後略
  ・

・・・なんとも、緊張感のない、のどかな内容だ!
当時は日本の政治家も、これを書いている論説員も世界規模の恐慌を生み出す引き金になろうとは誰も予想できなかった。
これを機に坂道を転がるように、あっと言う間に世界の経済は混乱に陥った。

「天声人語」には、その時の流れの中で、もう・・・、まだ・・・、と思い起こされる出来事や、風景が改めて思い起こされ、面白い。
誰も5年前の事柄をいちいち覚えていないが、その頃の自分と重ね合わせて振り返って見るのも一興かもしれない。
「天声人語」は100年を超える歴史があるらしい。
100年分を読破するのは難しいが、自分の幼少期、青年期、成人後・・・などなど、節目を時々をピックアップして読んでみたいと思う。
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スズメの学校・・・

2013-02-10 10:17:10 | 日記・エッセイ・コラム
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ムチを振るっている先生もいなければ、チイパッパと騒いでいる生徒もいないようです。
誰が生徒か、先生かわからないメダカの学校の方が幸せのようです。

今日も、わが家の庭にスズメたちが集まって来ました。
とても平和的で長閑な朝の風景・・・陽射しが暖かい、今日一日の始まりです。


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新聞コラム

2013-01-27 12:05:12 | 日記・エッセイ・コラム
新聞のコラムは面白い!
限られた文字数の中、時に軽妙に・・・時に微笑ましく・・・時に辛辣に・・・よくもあれだけの表現を盛り込めるか?
執筆者の文章表現力にいつも脱帽させられる。
日本語とは素晴らしいもので、同じ意味合いでも表現ひとつで美しくもなり、心に沁みるものとなる・・・
人に届ける言葉なら、そのほうがいい!語る人も、聞く人もいい気持ちになれるから・・・

新聞コラムの表題も面白い!
地方新聞でこんな表題を見つけた。なかなかいい表題だと思う。
千葉日報 「忙人寸語」・・・新聞人もサラリーマン。時間に追われ、やっと書けたコラムかな?
山口新聞 「四季風」・・・なかなか詩的で情緒がある。
沖縄宮古毎日 「行雲流水」・・・自然のなすがまま・・・、いかにもおおらかな沖縄らしい。

一方、こんなユニークな表題も
「狙撃兵」・・・この世の悪を一撃で倒すと言うのか?
「世迷言」・・・そんなことを書いていいのかな?
「一刀両断」・・・切れ味鋭く、なにごとも切り捨て?

三大紙では
読売 「編集手帳」・・・平凡だな~!
毎日 「余録」・・・悪くはないがイマイチ。
朝日 「天声人語」・・・これは秀逸!!
              天の声を人が語る・・・まさに新聞の本質であり、理想だと思う。
              でも、時々「これが本当に天の声だろうか?」と思うことがある。
              新聞もただの「人の声」を声色を変えて、「天の声」にしてしまったらお終いだ!

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