パップのライブラリー・・・

趣味の野鳥撮影を中心に季節の風景や心象を、徒然に・・・心の赴くまま・・・写真と言の葉遊びで・・・

一期一会・・・鳥撮りの記 151 カワセミ

2016-07-30 20:10:47 | カワセミ
およそ1年ぶりに横浜市内の公園へ・・・

ここは私のカワセミフィールドと言える場所で、鳥撮りを始めてからカワセミ撮りとなれば大抵この場所です。
特に真夏ともなれば他の鳥も極端にいなくなり、撮れる鳥さんも限られて来るなか、まず外れなく出会えるここでのカワセミは有り難い存在です。

ここは県立公園で駐車場のオープンが午前8時30分。いつもは開場を待って一番乗りで車で行っていましたが、カワセミの池に到着するとCMがいっぱい!
何とか端っこに陣取るのがせいぜい・・・下手をすれば朝一に入園しても、ポジションを確保できない可能性もあり、今日は車ではなく電車を利用しての交通手段としました。
この公園は最寄りのJRの駅からも15分程度の徒歩圏内・・・
朝7時30分には現地到着、それでも4、5人の先着CMがいましたが、撮影場所の確保に心配ない電車利用は正解かもしれません。

さて、久しぶりに訪れたこの池・・・果たして何羽のカワセミが姿を見せ、どんな行動パターンを見せてくれるのか?
手探りでもあり、楽しみでもあり!

オスは羽毛も荒れていて、色も鮮やかさがなく・・・
おそらく子育てに明け暮れていた証拠でしょう。


到着すると・・・このメスがすでに待っていて、まったりしていました。
オスに比べて体色も羽毛の状態もきれいです。


オスとシオカラトンボ・・・


大きなザリガニをGET!


これは小さなエビのようです。


メスもエビをGET!


ホバリングしてメスへの求愛給餌。


オスからもらった餌を食べるメス・・・


オスの水面からの飛び出し・・・


オスの飛翔姿・・・

私が到着する前、早朝には幼鳥も姿を見せていたそうですが、今日出会えたのはこのペア・・・でも、ほとんど出ずっぱりで退屈なく過ごせました。

PENTAX K-3
BORG67FL+1.7AF 510mm(35mm換算760mm)
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一期一会・・・鳥撮りの記 150 ツミ(2016繁殖期)

2016-07-24 10:04:43 | ツミ
繁殖行動から巣立ちまで、今年もツミの子育て・成長を観察することができました。
写真枚数も今まで以上に多く貼り付けましたので、ごゆっくりご覧になるも・・・サラッと見るも・・・結構です。

4月13日・・・
そろそろツミの繁殖行動がはじまる頃・・・と、毎年訪れている横浜市内の公園へ・・・

今年もツミのペアが来てくれ、そうそうに繁殖行動が見られました。
昨年は4羽のヒナが生まれ、無事巣立って行きましたが、今年はどうでしょう?



5月1日・・・
営巣・抱卵の時期も期待して出かけましたが、オス・メスともまだ巣にこもる気配はなし。

今年の営巣場所は昨年と違って林立する山側のようで、なかなか開けた場所には姿を見せず!
今シーズン、唯一撮れたお立ち台のオス。


メスも頻繁に現れ、まだ産卵には至っていない模様。



5月8日・・・
もう産卵・抱卵をしているだろう?と出かけてみると・・・

メスが松の小枝を折っていました。


巣へも頻繁に出入り・・・産卵のための巣作りかと思われます。
今年の巣は一昨年のものをリフォームのようです。


メスのリラックスポーズ。
ここで気が付いた!メスの腹部がへこんで見える・・・これは、もしかすると卵を温めている跡(抱卵斑)ではないか?
この日撮ったメスの写真を見ると、すべてこんな状態・・・どうやら抱卵に入ったと思われます。



6月11日・・・
抱卵時期の観察を控え、久々に行ってみると・・・
巣の中には白い綿毛を纏ったヒナがいました。この時巣の中に2羽のヒナを確認・・・


翼には少し黒い羽が・・・


ヒナに餌を与え、飛び立つ母鳥。



6月18日・・・
1週間たって、ヒナも大きくなってきました。


ヒナのもとに餌を運ぶ母鳥。


巣に運ぶと・・・ヒナは2羽とばかり思っていたら、急にもう1羽が現れた!
巣のすぐ上の枝にとまっていたようで、この子はすでに巣立っていたんですね!今年のヒナ誕生は3羽です。


6月26日・・・
3羽のヒナも巣立った頃と出かけてみました。

オスが獲物をもって帰還。メスが近寄る!


餌をもらったヒナ・・・2枚
もうヒナではなく、立派な幼鳥です。





7月3日・・・
益々逞しく成長した幼鳥たち・・・
今年は巣のロケーションの関係からか3羽揃ったショットは撮れず!




せいぜい2羽のショットが精いっぱい・・・
この写真を見て、ハッと気が付いた!
何か違和感を感じませんか?・・・答え合わせはあとで!





7月10日・・・
前の写真の解答ですが・・・
この写真もそうですが、向かって左側の幼鳥には尾羽がありません。


もっとわかりやすいのは・・・

何かアクシデントがあったのでしょうか?

でも、この子を含め幼鳥たちはより立派に成長し行動範囲も広くなっています。
そろそろ親元を離れる時期も近いかもしれません。




結局、この日を最後に今年のツミの繁殖期の観察は終わりました。
実は肩の故障で翌週は鳥撮りには行けず、昨日23日に様子を見に行きましたが、公園内はひっそりとしてツミの姿は見えず。
昨年は26日に最後の1羽が残っていたのですが、今年は親鳥も幼鳥もいなくなっていました。
あの尾羽のない幼鳥が気がかりですが、元気で頑張って生き抜いて欲しいと思います。


6月26日、7月3日撮影分
NIKON D500
AF-S Nikkor 300 F2.8 ED VR+1.7テレコン 510mm(35mm換算760mm)

その他すべて
PENTAX K-3
BORG67FL+1.7AF 510mm(35mm換算760mm)


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一期一会・・・鳥撮りの記 149 ハヤブサ(2016繁殖期)

2016-07-16 23:08:05 | ハヤブサ
昨年は子育てに失敗したハヤブサ・・・今年は2年ぶりの繁殖成功に期待を寄せていました。


3月21日・・・
そろそろ繁殖行動が見られる時期かと出かけてみました。

こうした行動が見られると、ぜひ元気なヒナ誕生を期待してしまいます。



5月21日・・・
その後、何の情報も得ぬまま、もし産卵・抱卵が順調に進んでいればヒナが孵っていてもおかしくない!・・・と見当をつけ出かけてみました。
まず最初に巣の様子を見るも、ヒナの姿は確認できず!
でも、時々鳴き声が聞こえ白い頭がチラホラ見え隠れしている・・・数はわからないもののヒナ誕生を確信。

オスが獲物を持って帰還。同時にメスが現れ空中で餌渡し・・・
この瞬間、次にメスは巣に向かう!と判断して深追いをせず、巣の場所にカメラを向け、ヒナへの餌渡しの瞬間を待つことに・・・


メスが巣に帰ると同時にヒナが駆け寄り餌をもらう・・・
真っ白な産毛を纏ったヒナ・・・どうやら一昨年同様今年も1羽だけのようですが、孵化してまだ日も浅いタイミングで出会えたことは嬉しい瞬間でした。


口移しで餌を与えるメス・・・母鳥の愛情あふれるシーンです。


そして、飛び出すメス・・・見送るヒナ・・・



6月4日・・・
前回はまだ真っ白の綿毛だったヒナも黒い羽が目立つようになってきました。


羽ばたきの練習?


巣から飛び出すメス・・・



6月14日・・・
そろそろ巣立ちの時期かと10日ぶりに出かけてみると・・・
巣の位置より遥か手前の崖の上から聞こえてくる鳴き声!
こんな場所はハヤブサのテリトリーではなく、不思議に思って見上げると・・・もはやヒナとは言えない成長した幼鳥が崖上にとまっていました。


先着のCM曰く、一昨日、巣落ちしたそうで、昨日の風雨でどうなったか?心配で来たら、この崖にとまっていたそうです。
巣落ちを目撃した状況では、まだ飛べる状況にはないんじゃないか?ここには風に流されてたどり着いたのではないか?とのこと・・・
おまけに母鳥の姿は4、5日見えず、おそらく落鳥(死んでしまったこと)してしまったようです。

ところが、飛べない!とばかり思っていた幼鳥が・・・
飛んだ!予想外だったので、カメラが追い付かず・・・後追いばかりの画しか撮れず!


巣に戻ると思っていたら、旋回して・・・戻って来た!


崖の途中にとまる!


こうして表情は、もう立派な猛禽です。


シングルファーザーとなった父鳥は、餌を運んだり、トビを追い払ったり・・・常に幼鳥を気遣った様子を見せていました。
幼鳥へトビが近づくと、スクランブル発進!!



その後、父子の様子が気になり、一度は見に行きたいと思っていましたが、休日の関係や天候の問題で実行できず!
別の鳥のフィールドで他のCMに様子を尋ねると・・・父鳥は立派に子育てを行い、幼鳥もトビやカラスにバトルを仕掛けるまでに逞しくなり、数日のうちには親元を離れて行くのではないか?とのことでした。
まずは一安心ですが・・・幼鳥が独り立ちして親元を離れて行くのは当然のことですが、問題は父鳥であるオスの今後の動向です。

この場所は一年中、いつ行ってもハヤブサと出会える私にとって唯一の貴重なポイントです。
新しいメスを見つけて、またこの場所を住処として居続けて欲しい!と、心から願うばかりです。
また、秋になったら様子を見に行こうと思います。


3月21日撮影分
PENTAX K-3
BORG67FL+1.7AF 510mm(35mm換算760mm)

5月21日撮影分
PENTAX K-3
BORG67FL+1.7AF 510mm(35mm換算760mm)

6月4日撮影分
NIKON D7200
AF-S Nikkor 300 F2.8 ED VR+1.7テレコン 510mm(35mm換算760mm)

6月14日撮影分
PENTAX K-3
BORG90FL+CANON250D+1.7AF 約660mm(35mm換算990mm)
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一期一会・・・鳥撮りの記 148 ツミ、オナガ

2016-07-10 22:23:01 | ツミ
今日は参議院選投票にもいかなければならないし、夕方は町内会の定例委員会・・・
午前中の時間限定で割と近場のツミの公園へ・・・

ツミは4月中旬頃の繁殖行動から巣立ちを終えた今まで、何度となく訪れて様子を見ていました。
今日は今までにない木にとまったり・・・意外な方向へ飛んで行ったり・・・幼鳥の行動範囲も先週に比べ変わって来たように思います。

到着早々、カメラを向けたのがこの写真!
目立つ松の木に・・・今までこの木にとまったのは見たことがありませんでした。


幼鳥2羽、並んで・・・


餌をもらった幼鳥・・・


餌を持ってきた父鳥・・・


朝一と同じ松の木で・・・今日のツミの撮り納め!



ツミのポイントには必ず・・・と言っていいほど、オナガとツミはフィールドを共有しています。
共生関係にあるとか?・・・カラスとの関連があるようですが、どうもよくわからない!!

何度も枝を咥えて運ぶシーンが・・・
まさか!また巣作りでしょうか?


枝を探しに飛び出し・・・


水場では・・・ゴマ塩頭の幼鳥2羽が水飲み・・・



PENTAX K-3
BORG67FL+1.7AF 510mm(35mm換算760mm)
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一期一会・・・鳥撮りの記 147 オオタカ、ツミ

2016-07-03 18:15:33 | オオタカ
ここのところオオタカに入れ込んでいる訳ではありませんが、今日は一昨日に引き続きオオタカ狙い!
・・・と言っても、場所は・・・私にとってオオタカと言えばここ!よく行く県内の里山の公園です。
4月20日以来・・・そろそろ幼鳥も巣立っているだろうと、しばらくぶりのフィールドです。
予想通り、幼鳥はすでに巣立って飛び回っていましたが、今年は何羽のヒナが育っているのか?わからない状況です。

いつもながら朝7時前に到着!早々に森の中で親鳥と幼鳥を発見。出足は悪くない!!

オオタカのお父さん鳥・・・


幼鳥がちょっと遠い距離で・・・


お父さん鳥の飛び出し。暗い森の中で苦心の撮影・・・


親鳥から幼鳥への餌渡しはこの場所。親が獲物を置くと幼鳥が素早くやって来ます。


なぜか?オスが何度も枝を折って決まった木へ運んでいました。
すでに幼鳥は巣立っているのに・・・不思議です。まさか、また巣作りもないでしょう?



陽も高くなり、暑くなって来たのとオオタカ親子の動きがなくなったので、10時半ころここを切り上げ、ツミの公園へ向かうことに・・・
ツミは先週26日に訪れていて巣立ちを確認しているため、今日はその後の成長の観察です。
今年の営巣の位置は昨年と違って、山(・・・と、言うほどではありませんが・・・)側の木が林立する見通しの悪いロケーション。
なかなかスッキリした写真が撮れません。カメラマンの数も昨年に比べて少ないように感じます。

ツミのお父さん鳥・・・目の赤さがわかります。


兄弟揃って同じ枝に・・・


親から餌をもらった!一瞬翼で隠す!!・・・でも、獲物の頭が見えています。どうやらスズメのようです。


もらった餌を食べる・・・


スッキリと枝とまり・・・


いや~!今日は猛暑日とか・・・道理で暑かった!!
このツミのポイントも2時間ほどで切り上げ、早めに帰宅しました。

猛禽類の子育ても、そろそろ終盤・・・段々、撮る鳥がいなくなって来ます。
さて、これからの時期、何を?どこで?撮るか??
夏の鳥撮りは厳しい!!

NIKON D500
AF-S Nikkor 300 F2.8 ED VR+1.7テレコン 510mm(35mm換算760mm)

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