パップのライブラリー・・・

趣味の野鳥撮影を中心に季節の風景や心象を、徒然に・・・心の赴くまま・・・写真と言の葉遊びで・・・

一期一会・・・鳥撮りの記 706 2024総集編

2024-12-28 16:59:31 | 総集編
2024年は元日の能登半島の震災に始まり、豪雨による水害・土砂災害の多発など自然災害に見舞われた年の印象があります。
線状降水帯や記録的短時間豪雨など特定の地域にかつてない規模の大雨があったり、まだ終わらない夏の如く秋になっても暑い日が続き猛暑日の連続記録を更新し続けたり・・・
とにかく、異常が更新され続けると何が異常なのか?わからなくなってしまうほど尋常でない気象でした。

個人的には家庭の事情などで野鳥撮影は例年になく、行動が制限された1年でした。
野鳥撮影を始めて11年、累計の撮影した野鳥の種類は222種。昨年が220種でしたので、僅かに2種を上乗せしただけに留まりました。
しかも、その1種は亜種として今までの記録から切り離したものなので、本当のライファーは1種のみでした。

ゴジュウカラ(Sitta europaea hondoensis)



シロハラゴジュウカラ(Sitta europaea clara)
上記のゴジュウカラから切り離しました。



唯一のライファーはこのサンカノゴイです。
12月、MFの「東京港野鳥公園」に逗留中。遠い距離と水辺の葦が邪魔をして上手く撮れませんが、ようやく全身を見せてくれました。



以下は何度も掲載している鳥さんですが、行動が制限される中、例年通り撮れた鳥さんです。

コミミズク・・・
今年1月、北関東へのプチ遠征、目的の鳥には出会えませんでしたが、そこで情報を得て場所替え!今季初で最後の出会いとなりました。



前の年からいる多摩川のハヤブサ・・・
シベリアハヤブサと言うCMもいます。



例年、繁殖の記録を撮り続けている猛禽類は都内・神奈川県内と割と近場なので今年も撮ることができました。

オオタカ・・・
今年も3羽のヒナが孵り、皆順調に育ち8月にはそれぞれの居場所を求めて離れて行きました。


3羽が勢揃い!



ハヤブサ・・・
いつもは3羽が多いのですが、今年は2羽のヒナ誕生でした。


元気に大空を舞う幼鳥



ツミ・・・
ツミの営巣3年目のこの公園は自宅から20分程度の近い距離。
今年も営巣・子育てが期待できそう・・・


今年は5羽のヒナが誕生。子だくさんに恵まれ親鳥は立派に育て上げました。
さすがに5羽がワンショットに納めることはできませんが、3羽が揃いました。



チョウゲンボウ・・・
11年毎年通った谷戸のチョウゲンボウ。今年は4羽のヒナが誕生し、無事独り立ちして行きました。
ヒナに餌を運ぶメス


まだ頭のてっぺんに白い産毛が残る幼鳥


今年も私のブログをご愛読いただき、ありがとうございました。
また、来年もよろしくお願いいたします。どうぞ良い年をお迎えください。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

一期一会・・・鳥撮りの記 662 2023総集編

2023-12-29 08:40:22 | 総集編
野鳥撮影を始めて10年目の今年を振り返ってみると・・・
新型コロナは5類に移行し、日常生活は元に戻りかけ野鳥撮影も気兼ねなくできるようになりました。
気候的には「記録的な猛暑」や「長すぎた残暑」など、地球規模の温暖化現象にますます拍車がかかったような気がします。
ロシアのウクライナ侵攻は2年目となり、終息の目途はたちません。加えてイスラエルのハマス攻撃など悲惨な争いが勃発しています。

一方、明るい話題では、WBCで日本が3大会ぶりに優勝。その立役者、エンジェルスの大谷翔平選手がア・リーグホームラン王、MVP獲得。そして、FAでドジャースに移籍。その契約金額は何と10年で1015億円!あのメッシやC.ロナウドを超えてスポーツ選手最高額とか・・・まさか日本人から世界一のスポーツ選手が誕生するとは思ってもいなかった快挙です。
個人的にはFB友達や私のブログを愛読いただいていた女性バーダーのNさんが7月に急逝されました。昨年、MさんHさんの鳥友2人を相次いで亡くしていただけにまだ若いNさんの突然の訃報はショックでした。

さて、今年の野鳥撮影の成果は・・・累計の撮影した鳥種の数は220となりました。
昨年は214でしたので、6件を積み上げたこととなります。10年目ともなると、遠征をしない限りはこんなものでしょう。
例により、今年のトピックをご紹介して本年の締めくくりとします。

2月・・・コミミズク(江戸川河川敷)
コミミと言えば北関東が定番ですが、今季は江戸川河川敷に長い間滞在してくれました。
住宅の前を飛翔!



2月・・・ムジセッカ(埼玉の公園)
コミミズクのフィールドの近く。以前、葛西臨海公園に来ましたが撮れず!初めて撮れました。ウグイスによく似ています。



2月・・・ニシオジロビタキ(埼玉の公園)
久しぶりのニシオジロビタキ・・・これもコミミのフィールド近く。コミミ、ムジセッカと3点セットで撮れました。



2月・・・ミヤマホオジロ(埼玉の公園)
なかなか縁のなかったミヤマホオジロ・・・ようやく、まともに撮れました。



3月・・・キバラガラ(都内の公園)
年末あたりからの長逗留。桜の季節までいてくれるとは・・・動きが素早く、CM泣かせの鳥さんです。



3月・・・ヒレンジャク(都内の公園)
今年はレンジャクの当たり年でした。関東では珍重されるキレンジャク・・・Nさんと最後にお会いしたのがこの日で、感慨深い写真です。



5月・・・マダラチュウヒ(北関東の遊水地)
今季、最大の話題はこの鳥さんでしょう!場所取りの苦戦を予想して夜明け前に到着。すでにCMでいっぱいでした。



5月・・・ブッポウソウ(岡山県)
バードウォッチングツアーに参加。遅ればせながら初見・初撮りです。



10月・・・ノゴマ(八王子の公園)
過去、埼玉の公園で撮りましたが、上手く撮れず!やっとリベンジ出来ました。



11月・・・イスカ(富士山麓)
今年はイスカの当たり年のようです。この鳥も、鳥撮りを初めて間もないころ撮る機会がありましたが、上手く撮れず!リベンジ成功です。



12月・・・キクイタダキ(都内の公園)
キバラガラと同じ公園・・・しばらくぶりの再会でした。


今年も拙い私のブログをご覧いただき、ありがとうございました。
来年も、どうぞよろしくお願いいたします。
よいお年をお迎えください。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

一期一会・・・鳥撮りの記 578 2022総集編

2022-12-29 10:55:12 | 総集編
2022年は社会的にも個人的にも激動ともいえる1年でした。
ロシアのウクライナ侵攻・・・統一教会を背景にした安倍元首相への銃撃事件など世界を震撼させる出来事がありました。
新型コロナはしぶとく姿を変え今も第8波の渦中にあり、なかなか元の生活には戻れません。
一方、明るい話題では・・・今年はワールドカップイヤー。侍ブルーの戦士たちは強豪のドイツ、スペインを破りベスト16を確保!ブラボーな成果を見せてくれました。
気象の上では入梅したと思ったら、6月中に梅雨明け宣言!7月に降雨が多く梅雨明けは7月下旬へと訂正・・・秋になると暑い日が続きスカッとした秋晴れの空を見る機会も少なく、相変わらず異常気象の一端が伺える状況です。
個人的には鳥友のMさんが8月に、Hさんが11月に亡くなり、わずか3か月の間に「鳥友3人組」は私1人になってしまいました。決して長いお付き合いではありませんが、歳をとっての同じ趣味を持つ友達はかけがえのないもので、その喪失感は大きいです。

前置きが長くなりましたが、今年は年明け早々に「道東ツアー」に参加したお蔭で、初見・初撮りの鳥さんは21種を数え、通算で214種となりました。
また年の終盤では珍鳥・迷鳥が京浜地区に多く現れ、数の積み上げの大きな要因となりました。今年の「総集編」として、主だったライファーの鳥さんを改めて紹介します。

1月・・・
本ツアーの目的の1つ、シマエナガ・・・このかわいらしさはたまりません!


もう一の目的・・・シマフクロウ。北海道でも160羽ほどしかいない貴重な鳥さんです。


オジロワシ・・・北海道を代表する猛禽です。


「彩の国」にやってきたケアシノスリ・・・



2月・・・
ズグロチュウヒ・・・日没間際、ようやく撮れた1枚!



10月・・・
都内の公園に現れたジュウイチ・・・



11月・・・
湘南の小さな畑にやってきたサバクヒタキ・・・11年ほど前には千葉県で見られたらしい?



12月・・・
多摩川にヒメハジロ・・・おそらく誰もが初見の鳥さんでしょう!


都内の公園にヒシクイ・・・こんな近くで撮れるとは!


長年、撮る機会に恵まれなかったハギマシコ!北関東のお山で・・・


今年も、拙い私のブログをご覧いただきありがとうございます。
どうぞ、良い年をお迎えください。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

一期一会・・・鳥撮りの記 502 2021総集編

2021-12-27 09:16:29 | 総集編
2021年もあと僅か、例によって今年1年を振り返ってみると・・・
総じて今年もコロナに翻弄された年で、1月から9月まで「緊急事態宣言」と「蔓延防止措置」がほぼ継続して発せられていたような?鳥撮りも憚れる1年でした。東京オリパラも1年遅れで無観客開催と、歴史に残る大会となりました。コロナ対応で無策・無能ぶりを露呈した菅内閣は僅か1年で退陣、岸田政権へと移行しました。また、スポーツ界ではMLBの大谷選手・・・二刀流での大活躍!MVP獲得。ゴルフ松山選手のマスターズ優勝等の明るい話題も・・・
気象の面では、相変わらず梅雨時は東海・西日本など一部の地域が集中した豪雨に見舞われ、大きな災害も発生しました。8月は梅雨を思わせる長雨にたたらえ、日照不足に悩ませられた月でした。一方、10月ともなると夏日が続く「2度目の夏」のような気温で地球温暖化による異常気象を改めて感じました。
このような状況下、累計の撮影した野鳥の種類は193種となり前年より12種の※ライファーを積み上げたこととなります。
野鳥撮影を始めて8年、年々初撮りの数は少なくなりますが、コロナ禍で撮影機会が限られる中、まずまずの成果だったと思います。

このような2021年・・・トピックといえる写真を選んでみました。

1月・・・
久しぶりのクマタカ。普段は空をバックの写真ばかりですが、山をバックに飛んでくれました。



4月・・・
2年ぶりのコマドリ。


サシバも久しぶり・・・



5月・・・
思わぬ場所でのヤマドリ(初見・初撮り)との出会い・・・ラッキー!



6月・・・
富士山麓で・・・ようやく出会えたカッコウ。


彩の国で・・・初撮りのシロエリオオハム



7月・・・
例年何度も訪れるオオタカの繁殖期。今年は緊急事態宣言でままならず!宣言解除で出かけてみると、3羽のヒナがいました。



7月、8月・・・
オリパラ開会式当日のブルーインパルス。15㎞離れた我が家から・・・

上が7/23オリンピック、下が8/24パラリンピック


11月・・・
趣向を変えて、上野動物園でアカショウビン(上)とルリカケス(下)。
本当は自然の中で撮りたいものです・・・



12月・・・
バーダー界では本年最大の話題の鳥さん、ロクショウヒタキ。



オオハヤブサも初見・初撮り。



目の「ナイキ」マークが特徴のビロードキンクロ・・・これも初見・初撮り。


※ライファーとは
「Lifer」と綴り、バーダー間の業界用語のようなもので「人生で、はじめて見た野鳥」のことです。
ところがLiferを辞書で引くと、
① 終身刑囚② 職業軍人③ 仕事に一生を掛けた人④ 生命保険会社が出てきて、上記の意味は出てきません。

しかし、バードウォッチャーの世界では上記の意味でLiferが使われていて、これは世界共通用語だとのことです。
浅学な私は「人生初・・・」ということで・・・「Life First」を略した和製英語とばっかり思い込んでいました。(汗)

今年も拙い私のブログをご覧いただき、ありがとうございました。
来年も、どうぞよろしくお願いいたします。








コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

一期一会・・・鳥撮りの記 448 2020総集編

2020-12-29 10:51:00 | 総集編
私の今年の鳥撮りは23日をもって撮り納めとなりました。
例年通り、今年を振り返ってみると・・・何といっても今年は新型コロナに尽きます。春先、得体の知れない疫病がやってきた!と思っていたら、地球規模で拡大。東京オリンピック、パラリンピックの延期。緊急事態宣言による外出自粛など、のほほんと鳥撮りなどしていられない日々が続きました。その猛威は年末年始の今でさえ、第3波のかつてない規模に膨れ上がっていて収束の目途は不明です。
気象面では、7月はいつ明けるかわからない長梅雨による日照不足。8月になると一転して各地で40度超えを記録する異常な猛暑に襲われました。昨年、甚大な水害被害をもたらせた台風は幸いなことに上陸するものはなく、コロナ禍においては唯一の救いだったと思います。
そんな1年を振り返って、今年の野鳥撮影のトピックを時系列にご紹介いたします。
なお、今まで撮影した累計の鳥の種類は181種。昨年末が167種でしたので、今年は14種を積み上げたことになります。

1月・・・
自宅近くの都内のフィールドで、水場に集まるキクイタダキ・・・なんと4羽が勢揃い!



2月・・・
年末から都下の住宅地に来ているという珍鳥コノドジロムシクイ・・・大勢のCMが集まっててんやわんや!熱気が収まるのを待って出かけてきました。
CMはほんの数名、ちょうど満開の梅の木に登場!


今年はレンジャクがあちこちで見られました。私のMFとも言える東京港野鳥公園でもヒレンジャクの群れに混じってキレンジャクがやってきました。



3月・・・
年明けからコミミズクが好調でしたが、待望の菜の花コミミが撮れました。


彩の国では珍鳥のオオカラモズがしばらく滞在!



6月・・・
緊急事態宣言も解除され、鳥撮りも再開。コアジサシのコロニーに行ってきました。


コアジサシのフィールドで・・・珍しい夏羽のハジロクロハラアジサシに遭遇!



8月・・・
長年撮りたかったチゴハヤブサ。長野まで新幹線を使って遠征!3羽の巣立ちヒナ・・・


自宅から自転車でも行ける近距離・・・都内23区内でアオバズクが営巣・子育て、3羽のヒナが誕生!(写真は2羽のみ)このヒナたちは9月中旬まで、親鳥は何と11月中旬までここに滞在とか・・・



10月・・・
都内の霊園に珍しいベンケイヤマガラ・・・



11月・・・
北関東の農耕地でハイイロチュウヒの出番待ちにコチョウゲンボウが現れた!



12月・・・
撮れそうで、なかなか撮れないヒクイナ・・・ようやく撮れました。


神奈川県内の公園にトモエガモの群れ。


野鳥撮影を始めた2013年以来、ミサゴはずっと撮り続けていましたが、ようやく満足できるダウンインポーズが撮れました。


今年も私の拙いブログをご覧いただいている皆様には、感謝の気持ちしかありません。
来年は1日も早いコロナの収束を祈り、平穏な日常に戻って欲しいと思います。
どうぞ、皆様よい年をお迎えください。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする