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世界の新型コロナウイルス被害、国別・人口あたり新規感染者数【感染密度】一覧 (7月18日現在)

2020-07-20 16:29:39 | COVID-19 世界状況

世界の感染被害状況を正しく把握するには、累計の感染者数や死亡者数ではなく、人口あたりの新規感染者数【感染密度】の高さと変化を日々確認する事が大切です。
    
世界は “第2波” の感染拡大を恐れていますが、都市封鎖は国民生活の崩壊を招き、甚大な経済的損失や政治的支持の損失を考慮すれば、そしてもはや都市封鎖の選択肢はありません。
世界的な感染拡大から数か月が経過して、世界各国首脳は、武漢での成功モデルは虚構であったと認識を改め、スウェーデンの様に強制的な行動規制を行なわず、国民一人ひとりの自発的意識に委ねる方式の大きな利点に気付き始めたところでしょう。
残念な事に、他国とは異なる防疫体制をとったスウェーデンは批判対象になり、特に都市封鎖を行なったにも関わらず多くの死亡者を生んでしまった国の行政が、自らの失策から国民の目をそらす為に批判した事は “いじめ” 以外何ものでもありませんでした。
批判の的になってしまったスウェーデンも、老人介護施設などでの感染対策を高めたのでしょう、一時高くなっていた【感染密度】の抑制が進んでいて、国民生活や人権を守り経済的損失を抑えた同国は EU 内での新しいリーダーシップ国になる事が予想されます。

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【感染密度】の変化を注意深く観察すれば、中東地域で感染中心国であったカタールが抑制方向へと転じましたが、バーレーンやオマーンにはその傾向が見られません。また、ここに来てイスラエルでの感染が一気に拡大し、併せてパレスチナでも感染が拡大している事が分かります。
また、バカンスシーズンに向けて国境制限を解除した EU 諸国での “第2波” の予兆が始まっています。それは ルクセンブルク での【感染密度】が高まっている事から推測でき、EU圏の交通・流通の要衝の同国が 3月中旬に感染拡大した際にも 1週間遅れで 隣国・EU諸国が感染拡大した事実からもそう言えます。
   
【感染密度】から明らかな様に、現在は3・4月に感染中心だった地域から 大陸の端、大洋中の島国へと伝播している最中です。
この伝播の流れが落ち着き、“第2波” の抑制が効果を挙げる時、9月から10月にかけて世界が落ち着き、もっと冷静に協力し合って世界の構築へと歩み始める事を願うばかりです。
  
  
出典 : OCHA
#COVID-19


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世界の新型コロナウイルス感染、国別・日別 新規感染者数一覧 (7月18日現在)

2020-07-20 14:35:59 | COVID-19 世界状況

世界 183の国と地域での 新型コロナウイルス感染について、国別、日別の新規感染者数の推移一覧表です。
   
日々の新規感染者数は増えていますが、それを米国やブラジルなど特定の国や地域を要因として捉えるのは早計です。
要因の一つは、人口密集都市で急激な感染拡大を招いた欧米諸国から遠く離れて人の往来が少ない地域、例えば東欧や中央アジア、南米や諸島国などへと感染の炎が広がっている結果です。
   
もう一つの要因は、武漢スタイルの過剰な都市封鎖による経済失策からの回復を図り、一旦抑制に成功した国々での “第2波” 的感染が広がっている事が影響しています。この事例は、西欧諸国やオーストラリア、ニュージーランドの新規感染者の傾向からも明らかです。
世界が懸念する “第2波” に関しては ルクセンブルク への注目が必要です。ルクセンブルクは、メディアは殆ど注目していませんが、オランダとベルギーとドイツに囲まれた小国で、欧州での過酷な感染中心の一つとなった ベルギーやオランダでの3月下旬からの感染拡大に先立って感染拡大が報告された国です。そして、現在、再びルクセンブルクでの感染拡大が報告されており、隣国の同じEU加盟国諸国への感染拡大が懸念されているからです。
 

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出典 : OCHA
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